< 領域概要 >
私たちの日常のさまざまな行為は、ただ自己の意志のみに従って行われているわけではありません。他者に対する気配りがもとになってその行為を行っています。生活空間の中で、他者に対する気配りから発する行為は「作法」と呼ばれています。その行為に伴うデザインは衣・食・住の全般にわたりますが、この領域では特に生活に関わるデザインを、「空間のインテリアデザイン」「暮らしのプロダクトデザイン」「生活環境に関わるグラフィックデザイン」の視点で捉えます。デザインを機能に基づいて考えるだけではなく、他者と共に居る空間の中で“ 他者への気配りのデザイン” として考える、それが空間作法という考え方です。