朝風呂で”第九”。
昨日小泉和裕氏の演奏を聴いたからというのではないが、カラヤンの1962年の録音で聴いた。メンバーはヤノヴィッツ(ソプラノ)、レッセル=マイダン(アルト)、クメント(テノール)、ベリー(バス)、ウィーン楽友協会合唱団、ベルリン・フィル。
この演奏、久し振りに聴いたが、この時代のカラヤン特有のシェイプアップされた筋肉質の演奏で、音楽のエネルギーが音の端々まで行き渡っている。
当時のカラヤンはスポーツカーやジェット機を乗り回すことでも知られていて、時折、彼の演奏もそれになぞらえていたが、やはり、オーケストラの技量・音楽性・特に管楽器奏者の傑出した演奏力があって初めてこのようなスピード感のある演奏が成り立つのだと、ベルリンフィルを聴いて痛感する。
速いテンポであっても無機的なパッセージやサウンドに陥らず隅々まで音楽的なカラヤンのベートーヴェンが一世を風靡したのには十分な理由があったのだ。
さて、長湯をして少しのぼせ気味で大学へ。
午前中は来客があり、そのまま一緒に学食へ。
あれ、コンピュータのモニターに細かいゴミが?と思ったら、
鳥の群れだった。
午後4時半少し前の空。
もうしばらくしたら、昼の短さが底を打ち、あとは徐々に長くなってゆく。待ち遠しい。
午後5時少し前からひとつ目の会議。
これは早く終わったのだが、次の会議が終了したのが午後8時40分。
机の上に散らかる兆しが見えるが、書類を整理してファイリングする余力が無いので、今日はこれで帰る。
午後9時、帰宅。