12月13日(水)晴れ のち 曇り

朝、市役所に用があり、少し長引いたために大学の社会人講座の冒頭の挨拶に遅れてしまった。あとで各アトリエを回って挨拶をした。大反省。

お昼は学食で日替わりランチ。あじフライの添え物が凝っていて美味しい! また、豚汁も大変美味!
IMG_2037

午後は主に学長室で執務。
夕刻になって車で名古屋に向かった。

今日は”日本特殊陶業市民会館 フォレストホール”で第九のコンサート。秦繁子(ソプラノ)、富岡明子(メゾ・ソプラノ)、小原啓楼(テノール)、与那城敬(バリトン)、愛知合唱連盟、名古屋フィル、小泉和裕(指揮)という顔ぶれ。

第九をちゃんと聴くことは近年あまり無くなったが、あらためて全曲通して聴いてみて、ベートーヴェンの”アヴァンギャルドさ”を再認識した。あの時代にこのような音楽を作るなんて、やはり、ただ者じゃ無い。才能はもちろんだが、強い信念と”勇気”が不可欠だったに違いない。

時代を切り拓く人はこういう人なのだろう。そして、アヴァンギャルドだからこそ”クラシック”つまり、時を超えて人々に高い評価を受け続けることのできる作品になり得るのだろう。

また、特に緩徐楽章をこのような深く長大な音楽にしたというのもベートーヴェンのスゴイところだと思う。後のブルックナーに繋がるように思われた。

帰りには広島焼き(地元ではきっと普通に”お好み焼き”と呼ばれているのだろうなぁ。明石の人が明石焼きを普通に“たこ焼き”と呼ぶように…)を食べた。
IMG_2043

味があまりにもソース味オンリーで、炭水化物と動物性脂肪満載というジャンクフード的な食べものだが、キャベツとモヤシがとてもたくさん入っているので、そこは”ヘルシー”と言えるかも…? と自分を納得させながら食べた。まあ、年に一度くらいはこれも良いかもね!?

そうそう、第九の開演までに時間があったので、近くの中古CD店で沢田研二の”Mis Cast”を購入。これ、今から35年ほど前に(スゴイ昔だね!?)千葉県松戸市の貸しレコード店(当時はまだレコードが主流だった)で借りてカセットに入れて聴いていた。

さっそく帰りの車で聴いたが、アレンジが非常に斬新で、今聴いてもまったく古さを感じさせない。非常に新鮮だった。沢田研二の声も正に全盛期の張りがあり美しい。ただ、陽水の独特の声が何となくシュールで現実から離れたイメージを醸し出すのに比べて、やはり、生身の人間のストーリーが浮かんでくる。これはこれで良いんだけどね!?