朝は歯医者へ。
このところ優等生だったのだが、今日はちょっとダメ出しが出た。
以前は、一日のうち何度か歯磨きをしていたのでが、このところ寝る前に一度だけ(念入りだが..)になってしまっている。ちょっと反省。
午後はマンガコース2年生のクロッキー授業。
授業後、午後5時少し前の空。
カメラのモニターを見たときモノクロモードになっているのではないかと思った。それくらい色の感じられない空だった。
夕方、小雨の中、大学を出て名古屋に向かった。
栄は既に夜の景色。
愛知県芸術劇場小ホールで上演される「三輪眞弘+前田真二郎 モノローグ・オペラ『新しい時代』」を鑑賞した。
作曲家の三輪さんはデュッセルドルフに居たときに親しくしていただいていた方で、上演後、久々にお目にかかり言葉を交わした。
非常に興味深い作品だった。17年前の作品で、今回の上演にあたっては特に音楽上の変更は無いとのことだが、この間のテクノロジーの進歩により、主人公の声の扱いがサンプリングによるものから人工的に合成した音響によるものに変わっているとか。
全編を通して生命の情報化と宗教の関わりについて考えさせられたが、とりわけ、音が声となり言葉となり、その言葉が音に分解されて行く様と、情報がDNAを介し生命体によって延々と時間を越えて伝えられて行くこと、そして、生命体を支える肉体そのものが物質の最小単位である素粒子から成り立つ一時的なもであり、また分解されて行くことなど、4人のキーボード奏者により延々と続けられる瞑想的な旋律の絡みに浸りながら考えていた。
まだ頭の中が整理されていないが、再演の機会があれば、また”体験”したい作品だ。