いよいよ梅雨らしい天候になってきた。
気温はまだ高くないが、湿度がかなり上がってきた。これから夏の酷暑に向けて有無を言わさずひたすら着々と温度と湿度が上がり続けるのだろう。憂鬱…
朝から大学で仕事。
午後はコンテンポラリーアートコース2年生の授業でプロジェクションしながらのレクチャー。以前、モニターをつなぎパワーポイントを立ち上げた途端ノートパソコンがフリーズしてしまったので、今日はプロジェクターで試してみた。
やはり同じようにフリーズ。
何度か試みたのち諦め、スライドショーのかたちではなく、コンピュータ画面をそのまま映写する方法で何とかレクチャーを行った。
我ながら面白いレクチャーだと思うが、午後イチの授業に眠気を誘う声質も相まって、学生さんたちの頭がコックリコックリするのを後ろから見ながら授業を進めた。
まあ、ちょっとでも記憶に残ればうれしい。
午後4時40分からはデッサン基礎講座。今日からの6回分を担当する。
いわゆる「デッサン力」を補強するための講座で自由参加だ。デッサン力というとどうしても受験の(特殊な)デッサン技術を思い浮かべてしまうが、そうではなく、対象を空間と共に把握する力を養う講座だ。
参加者はスタート時からかなり減ってきてはいるが、続けている学生たちはしっかりと実力が付いてきている。
的確なアドバイスをすると、直ぐに画面に表れる。「理解された」「身に付いた」という実感があり、喜びを感じる。
講座終了間際の外の風景は、いかにも蒸気に満ちているよう。亜熱帯の雰囲気だ。
講座終了後、名古屋へ移動。
午後8時からジョン先生を交えたパーティ。
ボイシー州立大のジョン・フランシス先生はほぼ毎年、学生さんたちを伴って今の季節に来校され、大学のギャラリーで学生作品展を開催してこられた。
5/30のブログにも書いたが、ジョン先生は今年度をもって退職されるということで、今後は学生を伴っての来日できなくなるのではないかとのことだった。
今日は、大学の教員数名と、前回ご一緒した内田先生、そして、高北前学長も同席され、楽しい酒席となった。
話の中では来年も来日する見通しが立ったということで、少しホッとした。