朝から大学で1時間半ほど仕事。
午前9時過ぎに名古屋キャンパスに移動。
今日は午前中に教育懇談会、午後に常任理事会がある。
教育懇談会を終え、名古屋キャンパス近くに最近オープンしたカレー専門店へ。
日替わりセットはナスのカレー。
これは通いそう…!!
午後からは常任理事会。
議題も少なく、比較的早く終わった。
一旦大学に戻り、一時間ほど仕事をした後、車で県営名古屋空港へ。
今日は2年振りの熊本出張。
明日の熊本県美術系大学進路対策研究会に参加する。
県営名古屋空港からは各地へFDA(フジドリームエアラインズ)のエンブラエル機の便が飛んでいる。
現在、11機のエンブラエル機が飛んでいて、機体のカラーがすべて異なる。まだ、機体数が少ないときには「全部の飛行機に乗った」と喜んでいたのだが、現在は乗っていないカラーが3機ある。新しく加わったゴールドとシルバーと2機目のグリーンだ。
今日はライトブルーの飛行機。FDAでは2機目の古株(?)だ。
実は飛行機は好きなのだが、高いところは好きではない。地面に足が着いていないことが苦手な性分なのだ。だから、いつも飛行機に乗るときは複雑な精神状態となる。
それに、やたら写真を撮る。これは、高いところの風景が好きだからだが、ふと我に返ると足の下に地面がないことの不安に苛まれる。それで、余計に写真に専念するのかもしれない。
県営名古屋空港を飛び立って直ぐの風景、水田に水が張られている。左奥の遠くに名古屋駅周辺の高層ビル群が見えている。
中央の高層ビルが固まっているあたりが名古屋駅(地元で言う名駅)辺り。
その下の川が庄内川。そして、庄内川に架かるのはJR東海道線と東海道新幹線の橋梁。そして、画面下を左右に横切るのは名古屋第二環状道路(いわゆる名二環)だ。
二つの河が接近しているが、手前から奥へ流れるのが木曽川、そして、画面奥、右から流れてくるのが長良川だ。この二つの河は合流しそうでせず、長良川は河口近くで揖斐川と合流する。
こうやって見ると、山から流れてきた土砂と河が運んできた泥で平野が出来ていることがよくわかる。そこに水田が出来るのは自然なことなのだろう。
画面右側から突き出ている山地は養老山地。その奥の平野は三重県いなべ市から四日市市へと続き、彼方に伊勢湾を望む。
中央左の島のように見えるのが南宮山(西軍の毛利秀元らが陣を構えた)。その右、画面真ん中の狭隘な地帯が関ヶ原。正に東西がぶつかる地理的な必然性があるように思われる。
と思っているうちに琵琶湖。上方に琵琶湖大橋があり、大津を経て淀川に繋がる。
「琵琶湖だ!」と思うまもなく京都。
こうやって見ると、本当に京都って狭い地域に凝縮されている。
直ぐに景色は変わり、遠くに大阪湾、右端の方に私が育った神戸の須磨あたりが見える。
かつては神戸の上空を飛ぶときは「ああ、あそこにお母さんが居るんだ。どうしてるかな?」と思いを馳せていたのだが、その母ももう居ない。淋しいものだ。
九州に入ると雲が一面を覆っている。
上空から見る夕景もいいものだ。
灯りが点り始めた熊本市の上空。
お城の辺りにクレーンが立っているのが見える。修復工事は進んでいるのだろうか…
美しい風景を楽しむことができた。
やっぱり、足の下の不安はあるけど、上空から見る景色は何物にも代え難い。