朝は9時から学長室で執務。
外は快晴。
暑くもなく寒くもない、1年で最も快適な季節かもしれない。
学内D1,D2ギャラリーではデジタルメディアデザインコースの「プロローグ展」第2部の展示が行われている。
今日が最終日だ。
5月14日のブログで第一部の展示について説明したが、先週のテクニカル・ゼミ、ゲームデザイン・ゼミ、サウンド&メディアアート・ゼミの展示に続いて、今週はシーケンシャルメディアデザイン・ゼミ、インタラクティブデザイン・ゼミ、コミュニケーションデザイン・ゼミ、3DCGゼミの4ゼミの学生による展示が行われている。
これは数学をわかりやすく学ぶための「数学的思考の可視化」という研究。
数学が苦手な子供にはよい教材になりそうだ。
明治村でのプロジェクション・マッピングは今年が3年目。
8月の「宵の明治村」が楽しみだ。
今年は3DCGに加えて実写も入るとか…
これは渡邊先生のゼミで行われている「インフォアニメディア」研究。
「インフォームドコンセント」のためのツールを研究しているのだが、わかりやすい説明が患者さんの不安を和らげるのに役立ちそうだ。
こちらD2ギャラリーでは、シーケンシャルメディアデザイン・ゼミの学生の実写映画のプランなども展示されている。
「雨の世界」「地下の世界」「機械の世界」「記憶の世界」と名付けられた4つのショートムービーが壁面に投射され、手前に置かれたシンセサイザーの鍵盤に音楽に合わせたプロジェクション・マッピングが行われる。
これは実写のムービー。
ストーリーはちょっと”ベタ”な2時間ドラマっぽいが、さらに内容を練り上げて、見応えのあるものにしてほしい。
インタラクティブデザイン・ゼミの浅野博善さんの作品。
観る人の動きを捉えた映像が流れるが、エフェクトがかかっていて、ちょっと幻想的。
作者の浅野君は本年2月の同窓会パーティの際に、会場でプロジェクション・マッピングを行ってくれた。
いつの間にかツツジの季節が過ぎ、サツキが満開となっていた。
目に入っていたはずなのに気にとめる余裕がなかったのかも…
今年も高貴な雰囲気あふれる紅白の花を咲かせてくれるのだろう。
楽しみだ。
ちなみに、鏃(やじり)のような鋭い形の葉が左奥に覗いているが、これは蓮ではなく澤瀉(オモダカ)だ。
澤瀉は池や沢に自生する植物で白い小さな花を咲かせる。
この鏃のような葉の形から「勝ち草」と呼ばれたそうで、戦国武将の家紋にもよく用いられたらしい。
夕方からは機関別会議が理事長、事務局長を迎えて開催され、その後は暫し学長室で執務。
日がかなり長くなってきた。
梅雨までのしばらくの間、清々しい気候を楽しみたい。