2010/1/31 日曜日

● 1月31日(日)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 22:00:44

本日一般入試(前期日程)。キャンパスは静かな緊張感で包まれる。

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午後5時、入試が無事終了を確認。キャンパスを出る。

午後6時、名古屋市栄の栄東急インで開催の「栄町商店街新年躍進アートストリート元年祈念会」に出席。

アートストリート宣言は、現在「地域文化芸術振興プラン推進事業 あいちアートの森」が栄で開催中、また、この8月から開催予定の「あいちアートトリエンナーレ2010」も栄でも会場とすることをきっかけとしている。アートの力を持って栄町商店街を元気にしていこうとするもの。

ゲストに山田洋次映画監督と女優の吉永小百合さん。坪井明治栄町商店街振興組合理事長の挨拶の後、お二人が登場、会場がドドッと前へ集まる、もちろん、撮影は全面禁止。それでもナマ吉永小百合さんをできるだけ近くで見ようとするおじさんたち、わたしもそのおじさんの一人。

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昨日から上映が始まった山田洋次監督、吉永小百合、笑福亭鶴瓶主演の「おとうと」キャンペーンご挨拶を兼ねてのもの。山田監督は、テレビのイメージそのものであったが、吉永さんは、後ろ姿を見れば全く普通の人という質素な白のセーターと花柄入り黒のスカート、だけどやっぱり美しい。64歳にて、こういう清楚な美しさというのは、日本の宝。Googleで見てみたけれど、若い頃の吉永小百合さんより圧倒的に美しいと思う。私が年をとったせいでもあるだろうけれど。

急増サユリストの会場を少し早めに出る。

2010/1/30 土曜日

● 1月30日(土)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 22:30:52

午前11時30分、名古屋市中区伏見のギャラリー名芳洞で「松田有生展」を観る。

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細い針金でドローイングを描くように空間に立体造形を立ち上げている。ものすごい存在感である、が重量感や量感とは異なる。むしろ彫刻が本来持つ存在感を消したところから生まれるもの。大切なのは観る者に届く存在感。案内状に添えられた“ario matsuda flower”とともに気になる、気になる作品である。

併設の名芳洞blancで夏目康平展を観る。生命体の怪しさ、危うさをストレートに感じさせる、強く引き込まれる作品である。作品に付けられているタイトル“sirenomelia”は、 (下肢が一体となった奇形) 人魚体奇形関連語とある。

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隣接の白土舎で「森北伸」展を観る。彫刻家であるが、近年はドローイング作品を精力的に発表している。今展も彫刻はなし。展覧会のサブタイトルは「ghost hunter “anyway… the world is not changing”」幽霊狩り、お化け狩り、と訳するのだろうか、描かれているものからは、お化けっぽい。ゴーストの現代訳では、“障害、 建物などによる電波の反射の影響でテレビの画像が多重に映る現象”とある。不確かなものを捉えようとしている、捕らまえたかに思えたがするりと逃げてどこへ行ってしまう。それでも追いかけて、しつこく描き捕らえたゴースト。

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午後1時、中区丸の内の名古屋会議室で愛知芸術文化協会“てな“による「あいちトリエンナーレ2010参加公演フォーラム」にコーディネーターとして参加。ゲストにあいちトリエンナーレ2010芸術監督の建畠晢氏を迎えてのもの。

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愛知芸術文化協会“てな“では、あいちトリエンナーレ2010祝祭ウイークに公演を予定している。狂言などの伝統芸能から、クラシック音楽、コンテンポラリーダンス、生け花など恐ろしく多様な領域のコラボレーションが行われる。

この日は、問題点など露出させ、また夢も語れる充実のフォーラムとなった。今から10月の公演が楽しみ。私は相談役・顧問として関わっている。延長して3時近くに終了。

午後3時、ウエストベスギャラリーコヅカ スペースホワイト&グレーで「鈴木淳夫展ー彫る絵画—」を観る。

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会場を訪れると、ポップで弾むようなリズムの作品が迫ってくる。目に当たる衝撃が強い、補色によるものだけではなさそうだ。ついつい接近してみると画面は彫られている、描かれているのではない。タイトル「彫る絵画」はここから来ている。

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油彩を描いていた鈴木さんは、油絵の具で描き続けて「これでヨシ」と終えられない自分から出発。修正の許されない「彫る」という潔さに辿り着いた。アクリル絵の具を重ねた上を彫刻刀で彫って生み出していく。観る者の多くは接近したり、遠ざかったり絵画との関係性を距離で認識する鑑賞となる。

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淡々と彫り続ける作業に近い行為の中で、増殖し続ける鈴木淳夫作品に静かなパワーを感じてギャラリーを後にする。

2010/1/29 金曜日

● 1月29日(金)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 16:17:22

午後1時30分、多治見市文化会館で「平成21年度多治見工業高等学校 卒展」を観る。

多治見工業デザイン科は現在活躍している多くの一流デザイナーを輩出している名門である。デザイン科では、インダストリアルデザイン、ビジュアルデザイン、陶磁器デザイン、スペースデザインに挑戦。セラミック科は、多治見市が量産磁器の有数の産地であることを裏付けるレベルの高い作品を見せている。

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2010/1/28 木曜日

● 1月28日(木)雨のち晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 21:40:51

正午前、春日井市岩成台にあるstudio banへ。studio banの辻康夫さんは、名古屋造形大学名誉教授で洋画家の辻親造さんのご子息で、写真家である。D galleryで開催の2010年度名古屋造形大学企画展の一つ「辻親造遺作展」の打ち合わせを行う。studio banは、辻親造さんの元アトリエである。

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辻康夫さんは、「父が森真吾(画家)さんと交換した作品ですが、亡くなった後、ご家族が持っておられた方が良いでしょうと森さんからいただきました」と出品予定作を披露してくれた。そのほか、イーゼル、パレットなども出品されることとなった。

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studio banは、Ban Photo Galleryを併設、「2009年オリジナルプリント展」を開催している。辻さんの感性が伺える展覧会となっている。

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午後1時、大学院口頭諮問。

3時30分、アートプロデュース2年アトリエを覗く。「アートプロデュース2年次修了制作展 DOOR~帰る場所~」を観る。アトリエのドアを開けると、アトリエ内にドアが設けられている。それぞれのドアを開けると一人一人の世界が表現されている。アートプロデュースらしいコンセプトが素敵な展覧会である。それにしても、アトリエ内に部屋を造るのは大変だっただろうと想像される、そのエネルギーが伝わって来る。

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午後4時20分、教授会。大学院教員選考委員会を挟んで7時45分、大学院研究科会議。

2010/1/27 水曜日

● 1月27日(水)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 21:40:05

午前9時、半田市役所。半田市景観アドバイザー。

午後0時30分、碧南市のカフェ・アミールで「麻生貴美子展Reincarnation 2010/再生」を観る。暗黒に動物の骨、蝶、女体がモチーフ、怪しい世界に息づく生命の再生がドラマチックである。新しい基軸に期待が高まる作品群である。

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1時30分、碧南市藤井達吉現代美術館で「格闘から生まれた絵画 白髪一雄展」を観る。白髪一雄は、日本のアクションペインティングの先駆けとして知られる、具体美術協会の代表的作家。天井から吊るしたロープにぶら下がり床に置いたキャンバスに足、肉体を使って描く、描くというよりのたうち回るという印象である。現物作品の迫力はイメージを超える。意識の無能化、無意識の能力化、自我の壊滅による自我の掌握。

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「猪狩壱」は猪の毛皮をキャンバスに貼付け、内蔵、血を思わせる大量の油絵の具が生々しくある。全身総毛立つ、記憶に刻まれる作品である。

2時30分、高浜市かわら美術館で「魯山人の宇宙」を観る。魯山人は陶芸家として知られるが、書、篆刻、料理、レストラン「星岡寮」経営など驚異の多様才能の人である。その多様性が好きだ。魯山人のように深く頑固にはとても生きることはできそうもないが、多様なものに挑戦していたいと思う。作品よりもその人物像に惚れているのかも知れない。

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会場で紹介されていた魯山人評の中で、洋画家の小絲源太郎の「・・・傲慢不遜なつらだましいも私には心強い。」がう~む。

2010/1/26 火曜日

● 1月26日(火)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 22:30:02

審査委員長を務める関市のイメージキャラクターと60周年記念シンボルマークの記者発表が行われた、とメール報告される。反響も良く一安心。

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正午、名古屋市中区の名古屋市公館で第56回愛知学長懇親会が開催され出席。愛知学長懇親会は、愛知県の国公私立55大学が参加。本日は、愛知学長懇親会特別会員の河村たかし市長、神田真秋知事も出席。

昼食を取りながら、というのが学長のみならず、市長、知事の忙しさを目の当たりにする。主たる話題は「学生の就職支援」「COP10生物多様性会議」

午後2時30分終了。東区泉のセントラル画材へ、不透明水彩絵の具、筆等大量購入、3月の個展のための準備に気合いを入れる。

午後4時、中区伏見の長円寺会館で愛知芸術文化協会“てな”会議。あいちトリエンナーレ参加フォーラムの準備、22年度事業について話し合う。お茶菓子にプチ白鯛焼きが差し入れられる。私は白鯛焼きブームを知っていたが初体験。皮は、タピオカが大量に使われていて、モチモチとした食感。そこに新しい美味しさと、白鯛焼きという「それ何?」というネーミング、鯛焼きの愛された馴染みが重なり、うまい戦略の商品と関心する。

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午後6時、名古屋観光ホテル「第41回日展東海前夜祭」に出席。名古屋造形大学客員教授の加藤令吉さんほか、日展会員の方たちとの交流を深める。さすが日展、数百名参加の華やかなパーティである。

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夜8時、名古屋テレビ塔、レインボウブリッジのライトアップが冷たい夜に輝いている。

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2010/1/25 月曜日

● 1月25日(月)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 21:40:57

寒い日が続いている。キャンパスの学舎を行き来する学生たちも足早だ。卒展のポスターが完成、学舎のあちこちに貼られ、強い活気を生み出している。伊藤豊嗣教授のデザイン。穴から出ようとする生き物に、学生たちのパワーが重なる。

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午後0時10分、入試委員会。2時、執行部会議。

5時、視覚伝達デザインコース研究室を覗く。4年生の学生たちが卒業制作のアドバイスを受けに次々と教授を訪ねている。

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530分、地域入試判定教授会。7時終了。教授会後は、多くの教授陣が互いに呼び止め、あれこれコミュニュケーションを図る場になっている。会議室隣の学長室への訪問も多い。8時、大学を出る。空気が冷たい。

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