2009/9/30 水曜日

● 9月30日(水)雨。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 21:40:53

午前10時50分、大学院講義デザインマネージメント「デザイナーのモチベーションをかき立てる6つのファクター。デザイン料、実績、名誉、ネットワーキング、能力アップ、地位(ランキング)」

午後0時15分、卒展広報ワーキング会議。いよいよ卒展に向けて始動。
D-1、D-2、D-3 galleryの全面を使って「交錯する版画 名古屋芸術大学 愛知県立大学 名古屋造形大学」愛知県の3つの美術・デザイン系大学の版画研究室が交流する毎年開催の展覧会。こういう機会に人の交流も行われることが魅力を高めている。

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午後2時30分、スーパーレクチャー ジョン・フランシス「アメリカのデザイン教育」始まる。ジョン先生は、名古屋造形大学が教育・研究提携を結ぶUSAボイシー州立大学の准教授、専門はグラフィックデザイン。

名古屋への訪問は、今回で8回目。2003年の世界グラフィックデザイン会議が名古屋で開催されたのをきっかけに、以来毎年訪問。私とは2004年からで、教授間同士の交流が大学の交流へ発展した。

レクチャーは「バウハウスのデザインをベースにアメリカのデザインは発展。ケーススタディとして、グラフィックデザイン基礎ワーキングの丁寧な紹介」

通訳は日本画コース渡辺直彦准教授、イギリス留学の経験が生きている。

USAボイシー州立大学とは、来年3月名古屋造形大学国際交流展TRANSITで日米学生交流展をボイシー州立大学で開催予定である。

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午後6時、久しぶりにジョン先生とジョッキを傾ける。私の英語も、ジョン先生の日本語もなかなか上達しないが「オツカレサマ~」の挨拶を教える楽しい夜となった。

2009/9/29 火曜日

● 9月29日(火)曇り。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 21:40:40

午前11時、学園本部。理事長、事務局長と打合せ。

午後1時、常任理事会。3時30分、理事会。5時15分、人事委員会。5時45分所属長会議。会議詰めの一日。

★ 看板ウオッチング30

「中国っぽくない中華料理屋の看板」

愛知県豊橋市にあるとっても美味しい中華料理屋。中華料理と言えば、赤、黄、金、プラスたまに紫、青といった極彩色。そして太くたくましい筆文字、誰もが遠くからあそこに中華料理屋さんがあると認識できる。赤、黄、金は中国の高貴な色、中国に行けば、中華料理以外も圧倒的にこの色。

まあ見事に裏切って、白に黒文字、細い明朝体、空間にも余白をたっぷりとって、この上ない品位のある看板である。一見の客など全く相手にしない、相手にしなくても予約でいっぱい。味でお客が集まる、その自信がこの看板になって美しいデザインを作り上げている。

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2009/9/28 月曜日

● 9月28日(月)曇りのち小雨。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 21:40:04

午前10時50分、大学院ゼミ。後期初日で気合いが入る、テンションの高い自分を意識する。

午後2時、本日のスーパーレクチャー永井一史さん来校。永井さんは、1985年博報堂入社後、2003年ブランディングを中心とした会社株式会社HAKUHODO DESIGNを設立。アートディレクターとして活躍している。クリエイター・オブ・ザ・イヤー、ADCグランプリ、毎日デザイン賞など多数受賞している広告界のスター。その知的でしなやかな広告を私が大好きで来ていただいた。

2時30分、講演始まる。「真善美は合理性を越えている」「広告・コミュニケーションは、(1)理念(デザインは理念や創造力を持った社会変革を意識すること) (2)象徴性(多様な意味情報をシンプルなカタチに集約する方法論) (3)統合性(商品からコミュニケーションまで横断できる唯一の方法)である」重要で難しいことをきちんと言葉にして言い切る。さすがである。

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質問の時間もきれいにとって時間通り、3時50分終了。忙しい永井さんは、すぐタクシーで東京へ帰っていかれた。キャンパスにさわやかな風が吹き抜けた。

一週間ぶりの大学で、執務が山積み。8時過ぎまでかかって終了。

2009/9/27 日曜日

● 9月27日(日)中国吉林省曇り。日本晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 22:00:50

午前5時起床、6時ホテル出発。長春師範大学王先生の迎えで、長春国際空港へ。中国は、朝から活気に溢れ、交通事情も激しい。

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空港には、費さんの弟さん、お姉さん、長春師範大学孫先生が見送りで待っていてくれた。最後までもてなされ、感激の中国訪問であった。

8時15分、中国南方航空で成田へ。11時成田空港着、1時間プラスの時差。機内食で実に中国料理を21食連続で食べた、もちろん中国には日本料理もイタリア料理もあるけれど、私は、旅行中はそこの国の料理をいただく主義、ただしイギリス、アメリカをのぞいて。胃だけ中国人になったような気分。

午後1時18分、成田エクスプレスで品川。午後2時47分新幹線に乗り換え、4時30分名古屋着。ほっとして家路に着く。

2009/9/26 土曜日

● 9月26日(土)中国吉林省曇り。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 22:00:30

大学表敬訪問、講演スケジュールをすべて終えて、本日は観光と費さんの恩師、友人との再会に同行。

9時30分、長安世界彫塑公園へ。世界最大の名にふさわしく、172カ国、347作家、391作品が12500ヘイホーメートルの広大な面積に設置されている。1時間30分見学、美術館と2割ほどで終える。

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昼食は、費さんの東北師範大学の同級生、店舗設計デザイナー高立平さんの招待。モダンなオフィスを見学、他に北京と上海にオフィスを持ち、スタッフは40名、躍進中国の象徴的な存在である。

高さん、費さんの友人たちとともに楽しい昼食。高さんとは、高の字が同じなので互いに親しみもひときわ高まる。

昼食後は、費さんの東北師範大学の恩師で、中国画家の戴成有さん宅へ。戴さんは、中国画三大画家、中国五大芸術家の一人で高名な作家である。懇談の後、記念に三国志の一場面を描いた作品を一点プレゼントしていただいた。感激。

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あっというまに夕刻。夕食は、東北師範大学の教員達で、最後の会を開いてくれた。レストランはとにかく大きく、南方植物で植物園のような庭。十数人は入れる個室が300個、そのほか広大なガーデンレストラン、500人は収容可能というバカでかさである。それでも正月など特別な日は、予約を取ることが難しいとのこと。「中国は、何でも大きいのが大好きです」とは費さんの言葉。

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最後の夜も楽しい夕食会で、9時終了。二次会などはないが、宴会は多く、役職の人は一晩に2つの席に出席も珍しいことではないらしい。この度の、中国8日間の訪問でびっくりしたのは、とにかくメタボな体系の人が多い、いつも7割ほど。しかも20~40代、糖尿病のひとも何人かいた。サントリー黒烏龍茶のCMを思い浮かべながらの夕食会であった。

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2009/9/25 金曜日

● 9月25日(金)中国吉林省快晴。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 22:00:50

午前7時30分、長春理工大学の陳先生の迎えで長春理工大学光電信息学院へ。8時着。劉海涛副院長教授が迎えてくれる。早速、歓迎幕の下で記念撮影。

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案内されて、歓迎応接室へ。姜福剛院長教授、劉海涛副院長教授、孫豊伝媒芸術学院院長と懇談。長春理工大学光電信息学院は、国立である長春理工大学にある20以上ある学院(学部)の一つであるが、私立学院である。国立内私立というのは理解に苦しむが、一企業の大きな投資を受けている。光電信息学は、情報工学の訳が近い。従って、デザイン分野が最初に設置され、3年前美術分野が設置されたばかりである。

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光電信息学院の紹介室が大きく設けられており、完璧なディスプレイに驚く。その後、美術館に案内される。教員、学生の優秀作品が展示されている、歴史の浅さに反してレベルはかなり高い。

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学院内を案内いただいた後、孫豊伝媒芸術学院院長(視覚伝達系)教授(専門は洋画)のアトリエ研究室で、視覚伝達系教員と懇談。大きく窓が開かれたアトリエ研究室で150㎡はあろうかという空間、羨ましい限りである。

10時、講演会。テーマは今日も「名古屋造形大学、学長ビジョンの視点から」「高北幸矢のグラフィックデザイン」レクチャーを短めにして、質問時間を多く取る。日本の学生同様、テクノロジーと思想の狭間の中で悩みは大きい。また中国としての文化、民族性その個性をどう考えていくべきか?ていねい

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に答える。

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正午過ぎ、費さんの提案で昼食を学食で取る。全寮制2万人以上の学生の一日3食をまかなう学食は8つ。1つで体育館ほどの大きさ、その殆どが中国料理。定食と餃子、卵スープをいただく。150円ほど、物価が安く日本とは比較が難しいが、学生一食費用は100円ぐらいだそうだ。

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午後ホテルへ、1時間仮眠。ブログ、写真整理1時間。

午後4時、1人で長春の街を散歩。交通量は日本の都会と同じ、しかし、車は我れ先を急ぎ、道路を横断するのは恐怖である。横断歩道が青でも右折左折者が突っ込んで来る。歩行者が除ける。一方で凄いスピードの車道を平気で横切る歩行者も普通。私は「初めてのおつかい」気分、終始ドキドキ。見事なのは、日本人が見てこれだけ無謀な交通風景でありながら、車体の傷、凹みはほとんど見かけないことだ。歩道への駐車は、当たり前。車優先はここでも同じ。

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繁華街へ、ものすごい活気。氾濫する漢字の看板以外は、渋谷の風景である。服装こそ少し地味ではあるけれど、若者たちの素行は渋谷そのものだ。

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ものすごいポップな看板、良く見れば月餅(中国の有名菓子)の広告。デザイン注入といったところか。

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歩道にこれはないだろうと思える喫茶店の看板、おもしろいけれど。

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自転車にロングな材木を運ぶおじさん、こういうものを見ると中国らしくて嬉しい。ちなみに、中国名物である自転車群は、もう10年以上前の風景である。今は自転車からマイカー、公共交通(バス・モノレール)、タクシー利用者がほとんどである。

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夕方5時、ホテルに戻る。迎えの長春理工大学の車でホテルのレストランへ、姜福剛院長教授、劉海涛副院長教授、孫豊伝媒芸術学院院長、費さんと合流。

歓迎夕食会が始まる。上品な中国東北地方料理、中央に郷土農家の風景、かつて日本の田舎風景と似ている。姜福剛院長教授から名古屋造形大学と長春理工大学光電信息学院交流との交流希望の申し出、交流展、教員・学生の互いの訪問など確認。院長より長春理工大学光電信息学院客員教授の任命を受ける。

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午後9時、和やかな雰囲気の中で乾杯をして夕食会を終える。

2009/9/24 木曜日

● 9月24日(木)中国吉林省快晴。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 21:40:00

午前8時30分、30分ほどかけて東北師範大学美術学院の孟庬癸凱副院長の迎えの車で、東北師範大学新キャンパスへ。キャンパスは、ヨーロッパ的幾何デザインの美しい設計で、ゲイトから大きな花壇が広がっている。

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美術学院棟の前には「高北幸矢名古屋造形大学学長 費明宇東北師範大学客員教授歓迎」の幕が掲げられている。感激の記念撮影。

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院内に入ると、あちこちに講演会のポスターが掲示されている。再び感激。
整然とした廊下のすべてに、教員、学生の作品が飾られていて、はつらつとした教育の姿勢を感じて気持ちよい。

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東北師範大学は、歴史ある大学で、ともとは師範大学(教育学部)のみであったが、現在は、名前はそのままで総合大学となっており、美術学院(美術学部)だけでも1200人を越える学生数である。日本では筑波大学に近い。

9時40分、教員、大学院生20名ほどと懇談会。「日本の美術大学事情」というテーマでショートレクチャーを行う。教員の質問に答える形で懇談が進められた。「名古屋造形大学の形はなぜ型ではないのか」という中国らしい鋭い質問もあった。

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10時、200名ほどの学生を前に講演。テーマは「名古屋造形大学、学長ビジョンの視点から」「高北幸矢のグラフィックデザイン」11時35分、終了。
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1人の学生がサインを求めに来る、その後一斉に囲まれサイン攻め。私の知名度という訳ではなく、記念の1ページ。今後の意欲に少しでもプラスになってくれればと、気持ちよくイラストレーション付きサイン。

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昼食は、東北師範大学教員たちと近くのレストランへ。東北地方郷土料理、素朴な豆腐がとてもおいしい、自家製味噌を付けて食べる。

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昼食後は、再び東北師範大学キャンパスに戻る。孟庬癸凱副院長に美術学院を案内していただく。彫刻、洋画などは名古屋造形大学と変わらず、版画、水彩などは別コースになっている。そのほか、日本画の変わりに中国画コースがある。

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興味深かったのは、服飾デザインコース、コースの中にモデル分野がある。女性1.7メートル、男性1.8メートルの身長が資格。ウオーキングレーンが常設されている。

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その後、広大なキャンパスも車で案内していただく、疲れる程。

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4時30分、ホテル、休息。さすがに少し疲れを感じる、仮眠。

6時、東北師範大学主催による歓迎夕食会、東北師範大学教員たちと近くのホテルレストランへ。王美術院院長の愉快な性格が場をガンガン盛り上げる。いつか私も一員の中に呑み込まれてしまう。王さんは、私のことを「お兄さん」と呼び、弟気分、みんなも「兄弟」と呼ぶ。楽しい夕食会であった。10時30分、ホテルへ。

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