2009/8/31 月曜日

● 8月31日(月)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 22:40:27

ずっと好天が続いており、残暑の日差しが強い。キャンパスは、今日から集中講義が始まり、学生たちの姿で活気を戻しつつある。

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午前10時、入試委員会。午後1時、AO入試判定教授会。

午後5時、岡田憲久教授に「地球部がスイカの収穫です」と声かけられ、G棟東の畑へ。おせじにも大きいとは言えないが、満足そうな地球部員の笑顔がすてきだ。地球部というのは、農業に親しみ地球を愛する部である。地域の田植えなどにも参加している。

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2009/8/30 日曜日

● 8月30日(日)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 22:40:12

名古屋造形大学2010年度AO入試、2日目。受講者も緊張感がほぐれ、積極的に教員に質問する姿が見られる。作品も完成が近づいて、受講者の目が輝き始める。入試で笑顔が見られるのは、AOならではの風景である。

キャンパスの木蓮(もくれん)が黄葉しはじめた。いつも一番に秋が訪れる。

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2009/8/29 土曜日

● 8月29日(土)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 22:40:42

午前9時、大学。土曜日だが、今日、明日、名古屋造形大学2010年度AO入試。

洋画コース、陶芸コース、総合造形コース、映像・アニメーションコース、マンガコース、デジタル・メディアデザインコース、プロダクトデザインコース、ジュエリーデザインコースは、ワークショップ型入試、建築デザインコース、インテリアデザインコースはレポート型入試、アートプロデュースコースは、自己アピール型入試。

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洋画は、コラグラフ(版画)制作を版画工房で行なうなど、基本的に工房での制作を中心にしている。ワークショップによる制作を行いながら、受講者と教員がコミュニケーションを行なう中で、大学は志願可の判定を、志願者は願書提出によって入学の意志を示す。一般の入試よりも和やかな雰囲気の中で行われている。

2009/8/28 金曜日

● 8月28日(金)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 22:30:55

午前中は、オフィス(高北デザイン研究所)で新潟取材の整理、ブログ書き。ボリュームが多すぎて終わらない。

午後大学、B棟前に坪井勝人教授が育てた朝顔日よけ、さすがに夏の終わり、種を実らせている。小さい青い花が一輪、地面近くで咲いている。

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1時、執行部会議。4時終了。

大学を出て5時、東別院で輪番就任式に出席。6時、金山のホテルグランドコートで真宗大谷派名古屋教務所長、輪番歓送迎会に出席。

2009/8/27 木曜日

● 8月27日(木)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 22:30:17

ガ~ンと真夏の朝8時、津南町の旅館を出て十日町へ向かう。途中の卯ノ木で、小日向千秋「土中にて」を観る。

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「財産を孕む土」「生命を育てる土」「文化を育む土」を表す3つの方形の縦穴をつないでいる。「積み上げる」に対して掘り込む形」大地への認識は、失われた土によって生まれる。

9時、十日町病院。約束していた名古屋造形大学准教授高橋伸行さんが迎えてくれる。十日町病院の玄関には、「やさしい美術プロジェクト」が仲立ちした足助病院の朝顔が見事に咲いている。

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「やさしい美術プロジェクト」は、アートを介し、やすらぎの感じられる医療環境の創出をめざす名古屋造形大学のプロジェクト。愛知県豊田市の足助病院から始まり、小牧市小牧市民病院、十日町病院と活動が広がっている。

病院プロジェクトは、一般入場ができないので、今芸術祭は、すぐ近くの空家を借りて「やさしい家」で活動を紹介している。

高橋さんの紹介による病院事務長に挨拶の後、病院内プロジェクトを観て回る。アートが強く存在していることを避け、やさしく潤い空間をつくりだすことが大きな特徴。患者さんは当然のこと、医者、看護士、職員と話し合い、ひとつひとつ作品の設置を行なっていく。

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やさしい家に移動。名古屋造形大学横井敏秀教授の制作したのれん看板の前で高橋さんと記念撮影。

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家の中では、「森がみ」によるワークショップ、縁側ギャラリーなど楽しい作品に満ち溢れ、十日町病院の「やさしい美術プロジェクト」を紹介している。

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10時、廃校になった旧名ケ山小学校を舞台とする福武ハウス着。芸術総合プロデューサーの福武總一郎の呼びかけのもと、日本を代表する7つのギャラリー、中国と韓国のギャラリーを加え、各教室が個展会場となる形式。

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名古屋造形大学非常勤講師の渡辺英司さんは、ケンジタキギャラリーで発表。天井に広がる無数の蝶は、すべて蝶図鑑から切り抜かれたもの。命の図鑑に生命を与えたかの提示は、観る者の概念を覆し超現実感を与えてくれる。教室ギャラリーにふさわしい作品になっている。

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旧名ケ山小学校そばの小林壮「空地小屋」を観る。中は地下、さらに井戸のような穴が掘られており、越後妻有の四季風景が映し出されている。不思議な空間だ。

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移動してブルーノ・マトン「6つの徳の物語」を観る。自然の言葉を形と詩で表現。

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旧真田小学校全校舎を使っての「鉢&田島征三・絵本と木の実の美術館」を観る。カラフルに塗られた流木で造られたオブジェ的人物は、廃校になる前の最後の卒業生3人である。流木の3人は、校舎を駆け巡り、翔び、最後は校舎から抜け出そうとしている。正に全校舎に描かれた空間絵本である。感動。

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校舎を出たところで「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009」総合ディレクターの北川フラムさんに昨日につづいて偶然の出会い。真鍋武紀香川県知事を案内しての見学中。知事の紹介を受ける「来年の瀬戸内国際芸術祭2010にもぜひ来てください」とアピールを受ける。「もちろん出かけます、楽しみですね」と返事。北川フラムさんはこちらも総合ディレクターを務めている。スーパーマンだ。

昼、十日町「名代生そば由屋」でへぎそばを食べる、「う~ん満腹、苦しい」

国道17号沿いのジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー「ストーム・ルーム」を体験。旧歯医者さんの治療室に仕掛けられた嵐の日、雨漏り、稲妻、雷鳴、雷雨、もちろん外は快晴。アートを五感で観るとう傑作。

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土市・招魂社で渡辺泰幸「風の音」を観る。渡辺さんは、名古屋造形大学の卒業生で陶芸工房技術職員、アーティストとしても活躍している。

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この度の「風の音」は、陶器で造った風鈴にワークショップでペイント。山全体に風鈴の音が通りすぎて行く。涼やかな気分でしばらく過ごす。

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奥地に入って、アントニー・ゴームリー「もうひとつの特異点」を観る。やはり空家、真っ黒に塗られた家の各所からワイヤーが張り巡らされ、その先に人体が浮かび上がる。緊張感溢れる作品。

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石塚紗矢香「うかのめ」を観る。うかのめ(稻魂女)とは、食物をつかさどる神、数千本の糸には米粒が貼られ、窓からの光にキラキラ輝いている。お椀や箸が糸に吊るされ、祈りの気持ちを高めてくれる。

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午後3時、行武治美「再構築」は、何千枚の丸い鏡で覆われた家。周囲の自然を映り込ませ、浮遊しているかの不思議な存在感である。

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松之山エリアに移動、塩田千春「家の記憶」を観る。蜘蛛の巣のように張り巡らされた毛糸が、家の隙間を埋めている。毛糸には、古い着物、家具などが編み込まれ浮かんでいる。記憶というものをこれほどまでに可視化したものを観たことがない。

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クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマン「最後の教室」、2006年にも観たが、素晴らしかったので再度訪れた。「人間の不在」を廃校で表現した美術館。干し草による高温、裸電球の不安、校舎の奥から伝わって来る心臓の音。恐怖から生まれる緊張感が見せてくれる感動がある。

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校庭にはEARTHSCHAPE「MHCPメディカル ハーブマンカフェ プロジェクト」妻有の薬草で全身を覆われた人体の畑。体の各部位にそこに効く薬草が植えられている。薬草カフェでドクダミ茶を飲む、元気回復。

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午後5時30分、香港の伍韶勁(キングスレー・ング)の「Wind Chimes 風鈴」を公民館で観る。掛け軸に飾られたのは中国の風鈴、手相をかたどった金属の形は住民の象徴。アジアのメッセージとして親しみやすさと違和感が不思議。

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霜島健二の「記憶―記録」足滝の人々。人型シルエットは、住民、愛されている作品群、2006年作品だがアンコール設置。コンセプトが楽しい。

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林舜龍(リン・シュンロン)「国境を越えて」台湾の門が妻有の風景に。門は越える結界としてタイムトンネルをイメージさせる。

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午後6時、国道117号をひたすら西へ。長野県の豊田飯山インターから上信越自動車道、長野自動車道、中央高速道路、東名高速道路を抜けて名古屋へ、夜10時30分帰宅。ものすごいハードな、かつ充実した旅。体は疲労、心は充満。

2009/8/26 水曜日

●8月26日(水)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 22:24:57

夕方までに「にいがた水と土の芸術祭」全82作品のうち注目作品を観てしまおうという強行スケジュール。午前9時30分、新潟市立美術館に開館と同時に着。
「にいがた水と土の芸術祭」は、信濃川、阿賀野川が運ぶ水と土が2万年余りの年月をかけて作った都市・新潟市が開催する新しい芸術祭。美術館、資料館、住宅、川、各施設を多様に展示空間としている。
先ず新潟市立美術館では、栗田宏一「SOIL LIBRARY/NIIGATA」、大衆芸術「のぞきからくり」、縄文式土器を中心とする「焼物プロジェクト」、渡辺行久「土のオベリスク」、大岩オスカール「人と水と土の叙情詩—新潟」、栗林隆「Zwischen-Raum」、久住有生「泥の祝祭」、高亜美「泥の祝祭」、牛腸茂雄「水の記憶」、山口啓介「祭りの休憩室」を観る。
「焼物プロジェクト」は、今展のテーマ「土」を強く感じさせ、その原点に火焔式縄文土器を設置したことはすごい。

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「祭りの休憩室」は、音楽用カセットケースに植物を入れた作品で、休憩室の窓辺を外との繋がる心地よい空間にしている。

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圧巻は、「モノリス・プロジェクト」。日本各地の土壌の表層1cmを、剥がし採った標本。畳一畳もあろうかと思われる大きさまで、見事に地層をそのままに剥がしてきている。自然の力をそのまま見せつけるプロジェクトは、沈黙しかない。

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旧斎藤家・夏の別邸で、河口龍夫「蓮の屋敷、記憶の土蔵」を観る。主に鉛で造られた河口の蓮のインスタレーションと豪快な別邸が交流する力は、誰もが感嘆の声をもらしている。

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白山公園へ移動、瀬戸川満里子「時をこえてーBeyond time」空中庭園内の池に沈められた写真。

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燕喜館の坂爪勝幸「水のためのインスタレーション」は、借景の蓮とのバランスが見事。

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信濃川に出る、逢坂卓郎「Horizontal and Vertical」光の作品、夕方観るもの、かつ故障中。

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同じ信濃川堤、台湾の王文志「Water Front 在水一方」は、新潟のシンボル萬代橋からも「あれはナンダ」といわんばかりに大きさとインパクトのある作品。全て竹で造られランドマークとしての実在感とその精神的内部空間に夏の川風が絶賛している。
気がつけば昼過ぎ、ガイドブックでは観たいものがたくさんあるが、なかなか場所が見つからない。南下して亀田地区へ。
みずっちタンク(浄水場)で、日比野克彦「明後日朝顔NIIGATA 2009」、岸本真之「つぎつぎきんつぎ」を観る。陶磁器の補修技術「きんつぎ」によって新たな造形を見せている。不思議なポップ感が楽しい。

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みずっちタンクでのお目当ては、名古屋造形卒業生の遠藤利克によるプロジェクト「Trieb—流失」。大変楽しみに来たが、流水のためのモーター過剰負担で回数制限中、本日の予定なし。「そんな〜」仕方がない。
このプロジェクトは、廃止された浄水場を再開し逆流させる。洪水水害と水益の両方で愛憎交錯する水への感情と情念の氾濫を見せる。映像記録を拝見し、タンクからナイアガラのごとく氾濫する水をイメージした。

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さらに南下、新津美術館へ。新津市は近年新潟市に合併。美術館で高田洋一「水の声・土の家—Voice of Water/House of Soil」、土屋公雄「水の記憶」、渡辺行久「水のラビエンス」、小原典子「ミズタマリーNIIGATA」、山口啓介「アノマリーー新潟絵地図niigata map」を観る。

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美術館ロビーで北川フラムさんに逢う。北川さんは、「にいがた水と土の芸術祭」アートディレクター、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009」総合ディレクターで大忙しの人。様々なプロジェクトでお願いをしたり、ご案内をいただいて刺激を受けている方である。
午後4時、一路西方へ「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009」の開催地新潟県妻有地区十日町へ。
午後5時過ぎ、ヴァンサン・デュ・ボア/ピエール=アンドレ・ボネの「ライスハウス」を観る。田んぼの中で夕陽に輝いている白いシェルターにちょっとセンチな気分。

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午後7時、津南町の温泉旅館着。「ふ〜ッ」

2009/8/25 火曜日

● 8月25日(火)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 22:00:05

午前中、半田市景観アドバイザー。

午後1時、大学にて執務。

2時、中央高速で新潟県新潟市へ。現在開催中の「にいがた水と土の芸術祭」「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009」2つの大きな展覧会見学のため2泊3日の旅行。本日は、新潟市まで移動のみ。大学を出て10分、春日井インターから東名高速道路へ入る。小牧ジャンクションから中央高速道路へ、ひたすら北上、愛知県、岐阜県、長野県へ。長野・信州に入ると空が抜け、風景が大きくなる、快適なドライブだ。

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岡谷ジャンクションから長野自動車道へ入る。塩尻、松本、豊科を通過し、姨捨サービスエリアで休憩、コーヒーがうまい。更埴ジャンクションから上信越自動車道でさらに北上、新潟県に入る。上越ジャンクションで北陸自動車道へ、ひたすら東へ。柿崎、柏崎、三条燕を通過して新潟西インターで高速道路を降りる。9400円。

新潟駅そばのホテル着、午後7時30分。名古屋から5時間30分。

午後8時、新潟の酒、肴が旨い。

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