2008/12/31 水曜日

● 12月31日(水)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 23:55:51

大晦日は、やはり大掃除に明け暮れる。オフィスと自宅、やっぱりいろいろ正月準備。買い物途中での門松は、見ず知らずの会社であっても凛として嬉しい。

★ BOOK IMPRESSION 22
勝見洋一著「中国料理の迷宮」講談社現代親書

新書本は大好きで、何か読みたい本を探すには新書本コーナーをさまよう。そのとき目に飛び込んで来る本が読みたい本、本との出会いである。

今年は、9月に大連、11月に四川と中国の大学を訪問する機会に恵まれた。そんなことがこの本との出会いに一役買ったかもかも知れない。これまでも、上海、蘇州、香港、台湾と旅をしており、中国料理の楽しいエピソードが詰まっていそうと読み始めた。しかしとんでもない、なかなか深い。地域文化と料理の関わりは勿論のこと、中国史の内に料理を見る思いで読むことのできる本であった。

圧巻は、かの文化大革命時代の中国料理で、文革前から文革後まで、北京中央文物研究所にて美術鑑定をしていた筆者の実体験によるレポートとなっている。多くの文化遺産が失われた文化大革命であるが、究極の域に達していた中国料理もまた殆ど葬られたのである。文化大革命とは何かを知ることのできる一冊でもある。

その後、甦る中国料理は、流れを新たにしたもので、現代中国を象徴するような料理となっている。辛口で厳しい論調であるが故、迫力ある小論となっている。

2008/12/30 火曜日

● 12月30日(火)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 23:55:24

30日、31日は、慌ただしいうちにも、システム手帳の切り替えが1年の反省に良い機会となる。

私は、やたらと忙しかった頃システム手帳の導入を図り、時間という見えないものを見える形のものに置き換えることが、あるレベルまでできるようになった。具体的には1989年よりタイムシステムを使っている。今年でちょうど20年。タイムシステムの良いところは、A5サイズで、A4など最もポピュラーな資料も70%縮小でムダなくファイリングできるところにある。

日々のあらゆる行動を記録し、自宅に戻るまでのすべての時間、必ず手元に置いている。仕事も遊びも、スケジュール管理は最も重要なものである。手帳には、年間スケジュール(今年と来年のもの)、月間スケジュール(向こう半年間)、週間スケジュール(午前、午後、夜と詳細に)、当日スケジュール(2日単位)というように何重にも押さえている。

一見、スケジュールに縛られて大変そうに思われるが、むしろスケジュールをきちんとすることで、スケジュール不安をなくし、スケジュールから開放される効果となっている。スケジュール通り行動すれば、先の心配は不要ということである。大切なことは、無理なスケジュールを組まないことである。なかなか難しいが。

2008/12/29 月曜日

● 12月29日(月)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 23:55:34

暖かい一日。ということで、朝からベランダの掃除。100鉢以上もの植物を一々移動して間に挟まった落葉などを掃き出していく。ついでに雑草を取ったり、剪定したり、植え替えたりと結局一日仕事、午後3時ようやく終える。

★ BOOK IMPRESSION 21
梶川芳友著・稲越功一写真「野に遊ぶ 魯山人 四季のうつわ」平凡社社発行

梶川芳友は、京都「可必館」館長、魯山人に惚れ込んで魯山人の器を収拾、可必館は、主に現代美術を展示するが、魯山人のコレクションが見ものでもある。稲越功一は、岐阜出身の写真家で、広告写真の世界で美しい写真で伝説を築いてきた人である。

私は魯山人がものすごく好きで、京都を訪れると必ず可必館に立寄る。魯山人の器も好きだが、書、篆刻、料理、レストラン「星岡寮」経営などその多様性が好きである。魯山人のように深く頑固にはとても生きることはできそうもないが、多様なものに挑戦していたいと思う。

その梶川の魯山人コレクションを魯山人ゆかりの野に持ち出して撮影した写真集である。梶川が寄せた文章もそこに魯山人がいるように浮き彫りされている。「魯山人が物心ついた三歳の頃に初めて目にしたものは、五月の陽光の中で真っ赤にに群れ咲いた山躑躅の花の色であったという。・・・この時の感動は、子供心にもこれはまさに天が自分に下された啓示であると信じ、どんな逆境に遭遇した時でも、自分の生涯は美しいものを追い求める信念を貫き通して、迷うことも挫けることもなかった・・・」

2008/12/28 日曜日

● 12月28日(日)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 23:55:43

今日も寒い一日、黙々と貯まった仕事を片づける日。

とはいうものの、運動不足解消のために1時間ほど散歩。

街はいろいろな正月準備が始まっている。葉牡丹(はぼたん)の鉢植えは、正月を迎えるちょっとした飾りである。

なぜ正月に葉牡丹を飾るかと言えば、もともと縁起の良い牡丹の花を飾る習慣による。寒造りして冬牡丹(寒牡丹とも言う)を咲かせるのは、江戸時代よりの習慣であるが、当然大名や大きな商家でなければ職人を雇っての冬牡丹を咲かせることは無理。そこで庶民は、輸入された葉牡丹を牡丹代わりに飾ったのが始まり。なお名古屋では、徳川美術館で冬牡丹を楽しむことができる。

2008/12/27 土曜日

● 12月27日(土)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 23:55:29

今日も寒い一日。貯まった仕事を片づけ、片づけつつ一日が過ぎて行く。体調を考えて防寒ファッションで散歩に出かけるのがせいいっぱい。

★ CLIP COLLECTION 11
「電卓おまけクリップ」

コレクターの行動半径は広い。クリップと言ったからと言って、文房具屋だけではない。雑貨屋、古道具屋、みやげ物屋、ホームセンター、いたる所に嗅覚を利かせていなければならない。妖しい行動である。

電卓おまけクリップをゲットしたのは、酒屋である。清酒「松竹梅」のおまけに電卓付クリップがぶら下がっていた。缶ビールを目的に店に入ったが、これは買わないわけには行かないだろう。小さいが電卓機能はしっかりしている。かつて電卓は、電子卓上計算機と呼ばれ、今のノートパソコンぐらいのサイズだったことを思い出した。もちろん相当高価なものだったに違いない。今はおまけだ。

2008/12/26 金曜日

● 12月26日(金)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 23:55:43

この冬一番の寒さ、つめた~い風が吹く日だった。

ベランダの千両(せんりょう)の赤い実が美しい。

例年赤くなるやいなや鳥に食べられてしまうものだが、今年は幸い正月を迎えられそうである。

千両は、正月の床の間を飾る花として欠かせない。暮れの花屋の店頭を飾り、正月以降は滅多に見られない。最近は黄色い実の黄実の千両(きみのせんりょう)も出回っている。万両(まんりょう)より実が少ないので千両、百両、十両というのもある。百両は唐橘(からたちばな)、十両は薮柑子(やぶこうじ)、どんどん実の数が少なくなる。ネーミングがわかりやすい。

大阪では、千両、万両、アリドオシの3種を鉢植えにして「千両、万両、有り通し」と縁起をかついで売っている。日本人の好きな縁起物である。

午後3時、学園本部で同朋学園理事会。終了後、理事会忘年会。

2008/12/25 木曜日

● 12月25日(木)晴れのち曇りのち雨。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 18:43:51

午前10時、名古屋市中区栄の愛知県美術館ギャラリーへ。「名古屋市立工芸高等学校デザイン科卒業制作展」講評講演会。

名古屋市立工芸高等学校の卒業制作は、3年生全員でチームになって一つのテーマの卒業制作を行なう。このチーム方式は50年も続いているそうで、恐らく全国で一つの卒業制作の形と思われる。生徒も大変、先生も大変、でも見る側はとてもおもしろい。

今年のテーマは「もったいない」2年生、3年生の前で、3年生生徒代表数名が1時間ほどプレゼンテーション。その後、感想を含めて講演。

「もったいないは、今では世界の言葉になろうとしている日本の考え方。それを環境問題を含みながら、そこに縛られることなく高校生らしい等身大で取り組んでいる点が素晴らしい。もったいないキャラクター「もーチャン、たー君」も観覧者とのコミュニケーションを取ることにうまく成功している。ポスターの蛇口からポトポトと落ちる水は『もったいない』が最もわかりやすい絵、その水を受け取るカップは、女の子が小さく描かれているが故、カップが大きく見える、水滴といえどとても水が大切なものであることをうまく伝えている。素晴らしい。

地球そのものも過剰包装と訴えたところもおもしろく、説得力がある。ガラスと言う珍しい素材も貴重な体験となっている。・・・・」

質問もいろいろ厳しいものが飛び出し、汗しながら応える。「印象に残ったデザインは?」の質問に、「もったいなくない」デザインの提案コーナーのカスコが素晴らしい。お菓子袋の隅っこの菓子クズがもったいないは、高校生らしい素晴らしい着眼点、それを見事に解決している。」

2時間、緊張感に包まれ、しかしながら充実の時間を楽しむことができた。こういう時間は聴く側も共有していると思う。

卒業制作展は、今週27日土曜日までと年明けて、1月4日日曜日、1日開催される。

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