2008/8/24 日曜日

● 8月24日(日)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 23:55:05

午後2時、幡豆のコスミックギャラリー隣接のコスミックホールでイナテック・アートスクールが開催され、講師として参加する。小中学生26名、保護者等14名。

地域の小中学生のために、コスミックギャラリーを主宰する株式会社イナテックが開催したもので、講師は私と愛知県立芸術大学教授で彫刻家の今井瑾郎さん。現在コスミックギャラリーで個展開催中。*7月18日ブログ参照

子供たち持参の絵の具、クレヨンのほか、主催者が用意したカラーペーパー、絵の具などを利用して「楽しい夏休みに出合ったもの、見たもの、食べたもの」など描く。これを描こうと用意して来た子たちは、そのまま自由に描かせる。

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最初はちょっとノリが悪かったが、もともと絵の好きな子たちが集まってきている。そのうち夢中になり始めた。ここまでが難しい。4つ切りのカラーペーパー(NTラシャ)十数種類は、美しい紙で大好評だった。

絵を描き始めるための衝動を「何か驚きを用意するなど」もっとうまく造り出せれば、というのが反省。

2008/8/23 土曜日

● 8月23日(土)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 23:55:28

午後2時、碧南市哲学たいけん村無我苑、個展会場でギャラリートーク。

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8月2日に既に2回開催しているので、聴講者もゆったり十数名。爽やかな気分でトークする。遠くから出かけて来ていただける気持ちに感謝。

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午後4時、4回目のギャラリートーク。来場者の時間都合を考えての1日2回のスケジュールであるが、予想通り4回目も十数名が参加、嬉しい。

午後6時、ギャラリーを後にする、日が陰りギャラリー展示空間の照明があたたかい。ちなみに哲学たいけん村無我苑は夜9時までオープン、えらい。

ギャラリートークに参加いただいた友人達と碧南市藤井達吉美術館へ。

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ここも夜9時までオープンと観る人の都合を多様に考えている。美術館の交差点を挟んで向かい側は、九重味醂本社工場と明治の哲学者・仏教者である清澤満之記念館があって美しい路地を形成している。

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半田市に立ち寄り、友人に半田運河の夜景を案内する。ミツカン酢本社工場の酢の香りとともにライトアップされた運河を楽しむ。文化元年(1804年)創業来のシンボルマークが美しい。

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2008/8/22 金曜日

● 8月22日(金)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 23:55:43

午前10時20分、名古屋ボストン美術館。

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本日、大学の事務職員研修で「クロード・モネの世界」展見学。西洋美術史の江本菜穂子教授に解説を依頼したら「モネの話は大得意だけど、海外研修で留守です。残念」ということで、名古屋造形の客員教授で名古屋ボストン美術館館長の馬場俊吉先生にお願いする。

10時30分、美術館レクチャールーム。馬場俊吉館長挨拶の後、井口智子学芸課長がアメリカのボストン美術館の話を含めて「クロード・モネの世界」展の開設、併設の「駒井哲郎銅版画展」も紹介いただいた。

その後展覧会を観賞。私は縁があって、この展覧会は3回目の観賞。いい展覧会は何度観ても良い。

正午、近くの料亭「賀城園」で昼食宴会。挨拶では「日本ではゴッホの人生が語られることが多いが、私はモネの人生に関心が高い。モネは40歳頃から作品が売れ始め、50歳でジヴェルニーに睡蓮の池のある庭とアトリエと大きな食堂を持った。数人の庭師とシェフを雇い美しい花と美味しい食事で日々暮らした。そんな生活の中であの90歳で死ぬまで探求しつづけた多くの睡蓮の名作が生まれた。美しいもの美味しいものがモネの創作のエネルギーであったと思う。今日は、モネのように美味しい食事で仕事へのエネルギーを培いたい。」2時間30分の懇談の後解散。

夕方6時30分、名古屋能楽堂で「第21回 五條園美リサイタル」を観る。チラシ、チケット、パンフレットに私の版画が使われている。五条さんのリサイタルに協賛してのこと。

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五條園美さんは、日本舞踊五條流理事・師範。この度のリサイタルは、愛知県芸術文化選奨文化賞受賞を記念してのもの。演目は「筝曲 桜狩」「尺八 鹿の遠音」「長唄 静と知盛」。「長唄 静と知盛」は、歌舞伎十八番の中の「船弁慶」を集約したものとのこと。唄、三味線、琴、鳴物と11名の名人達の迫力ある中で、前シテでは艶麗な舞の静(しずか)と後シテでは激しい舞の平知盛を見事な対比の表現力で見せた。

2008/8/21 木曜日

● 8月21日(木)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 23:55:19

散歩の楽しみの一つに「空き地ウオッチング」がある。散歩ルートに筒井町があって、筒井町は区画整理の最中、あちこちに空き地が生まれている。放っておかれた土地は、植物の天国で、勝手に生態系を繰り広げている。その植物の謳歌状態が好きである。彼らは気持ちよさそうに互いの縄張りを競いながらその勢力を拡大している。虫が来て、鳥がきて、小動物がやって来て、どんどん生態系は、逞しくなって行く。

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昔、都会には原っぱという空き地があって、子供たちは遊び放題であった。残念なことに今は柵で囲まれ進入禁止。「事故等、責任は負えません。」と丁寧な注意看板。昔は子供たちも小動物で、生態系の一環をなしていた。

★ BOOK IMPRESSION 17
李禹煥「余白の芸術」みすず書房

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李禹煥(リ・ウファン)は、1936年韓国生まれ。ソウル大学校美術大学を中退後来日、日本大学文学部卒業。現代美術作家でいわゆるモノ派と呼ばれる代表的作家。私にとっては、NHK新日曜美術館で特集を観て、横浜美術館で開催された「李禹煥 余白の芸術」展観覧以来、最も好きな作家の一人である。

多様な角度から芸術、文化を語っている。「ウーンそうだ」と大納得させられた現代美術のバイブルのような一冊である。紹介したい多々ある内容から少し「・・・ただ空いている空間を余白とは感じない。そこには何かのリアリティが欠けているからだ。例えば、太鼓を打てば、周りの空間に響きわたる。太鼓を含めてこのバイブレーションの空間を余白という。・・・フレームのないタブローは、壁とも関係を保ち、絵画性の余韻は周りの空間に広がる・・・」

「解るがより身体的感覚であり、知るがより意志的な意識である・・・解ると知るは別のものでありコードも違うが、それが合わさって高次のハーモニーを作っているところに人間の素晴らしさがある。」

「ときとして、コンピュータの絵画は聡明で美しい。しかししこには画家の生々しい営為が欠けている。それゆえ矛盾の充ちた命の輝きをそこから感じ取ることは不可能である。血の通った人間には、邪悪な欲望の眼(絵画)がふさわしい。」

「彫刻は閉ざされた固まりであるのではなく、それによって時空が一層生き生きと透かされる開かれた構造であることが望ましい。」

悶々と創作に悩み続ける若い作家達には、ぜひ読んで欲しい本である。

2008/8/20 水曜日

● 8月20日(水)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 23:55:41

午前10時30分、中国の大連民族大学設計学院の周さんが来訪。名古屋造形大学との教育・学術提携がいよいよ結ばれる。9月8日提携式に出席の為、私が大連民族大学設計学院を訪問、その打合せ。当日、私の記念講演会が予定されている。

本日、成績表最終提出日。午後2時、「デザイン理論特講」レポートの採点を終え、成績表提出。

キャンパスを散歩、夏期休暇中でも大学のアトリエの設備こそ制作が進む学生が出校してきている。9月にコース展のある絵画コースの宮本泰章君は、日本画のアトリエで「太夫の図」を仕上げている。バックの金箔が窓の明かりで輝いている、太夫の顔が白く妖しく浮かび上がっている。

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インターメディアコースのアトリエでは、小栗寛之君が木彫に取り組んでいる。「あんぐりっ。」のタイトルのワニの歯を一本一本作成中。何だか小栗歯科を訪れて治療を受けているワニの患者のようでもある。

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学長室に戻って執務。学生に負けじとこちらも集中、あっというまに午後7時。帰宅でキャンパスに出るとすっかり夜。日が短くなりつつある。

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2008/8/19 火曜日

● 8月19日(火)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 23:55:33

「なつかしいもの」とは、昔あって、今ないものである。しかし、昔からずっとあるのになつかしいものもある。花ではカンナ、ダリア、矢車草、月見草、吾木香(われもこう)・・・、それらは昔のできごとと深く結びついていて、花を見るたびに昔の記憶がよみがえるのである。

白粉花(おしろいばな)も、また私にとってなつかしい花である。

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生まれは熱帯アメリカ、薬草として中国から日本に入ったらしい。江戸時代のことである。白粉花の名前は、黒い種子をつぶすと中から白い粉が出てきて、それを白粉に見立てたものだそうで、昔は子供たちがこの種子で遊んだ。

子どもの頃。白粉花と教えられ、母、女、女の子と結びついて行く恥ずかしさと、憧れのようなものが入り交じり、なんだか切ない気持ちになった。友達の女の子がちょっと大人に見え、自分が幼く見えた。白粉花を見るたびに、そんななつかしい記憶がよみがえる。

2008/8/18 月曜日

● 8月18日(月)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 19:44:27

午前10時、名古屋丸の内東急イン・ロビーカフェで「造短42年史」編集デザイン会議。都合により、大学以外での打ち合わせは、気分が新鮮。能率アップ。

お盆が過ぎ、夏も蝉も少しやさしくなってきた。そろそろペースを日常に戻してバリバリ仕事をこなす体制に戻そうという気分である。

★ CLIP COLLECTION 4
「BODUMのクリップケース」

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外国を旅していて、ついついクリップが気になり、文房具屋、雑貨屋を覗くことが多い。BODUMのクリップケースはコペンハーゲンのデザイナーズショップで見つけたもの。カラーゼム・クリップは、珍しくはないものの、そのカラーが楽しく美しいオブジェと化すクリップケースは魅力的でついついクリップコレクションをケースまで拡大して加えてしまった。

半透明で内部のカラーが写り込み、入口の磁石がクリップの形を花にする。転がって裏側になってもクリップはこぼれない。デザインの大きな要素、便利、美しい、楽しいを見事に実現している。

BODUMは、デンマーク・コペンハーゲンから世界に展開している日用品ブランド企業。

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