午後4時、名古屋市民ギャラリー矢田で「名古屋造形芸術大学短期大学部/絵画コース展・インターメディア展・選択工房実技展」を観る。毎年この時期短期大学部の美術前期授業の総括として大々的に開催される。市民ギャラリー3階第2室から7室すべてを借り切っている。半年後に実施される卒展に向けての大切な経験としても大きい。




印象に残った作品を紹介。石原佑香さんの「sell」

田中恵さんの「私の中の鳥の群れ」

佐々依利子さんの「あひる」

今井絢子さんの「ei」、河田優衣さんの「以津真天(いつまで)」

住田翔太君は、「花菖蒲」の洋画制作の苦労談を聞かせてくれた。苦労など絵にかけらも見えず優雅な作品である。

高木寛仁君の「感謝 弐」は、絵画コースの学生の選択工房実技での木彫挑戦であるが、荒削りの仏像が瑞々しく、若さ溢れる作品。

同じ市民ギャラリー4階では、「坪じいに言われて展」を開催。名古屋造形芸術大学短期大学部を今年卒業したばかりの卒業生展、「坪じい」は、坪井勝人教授で、卒業後も激励し続ける教授、慕い続ける学生との素敵な関係が見える。

夕方6時、名鉄ニューグランドホテルで「遠藤利克さん講演・祝会」に出席。遠藤さんは、名古屋造形卒業生で名古屋造形の客員教授でもある。この度平成18年度芸術選奨文部科学大臣賞(詳細はhttp://www.bunka.go.jp/1bungei/18_geijutusenshou.html)を受賞して、名古屋造形同窓会が主催して開催されたものである。
まず講演会。40分という短い時間の中で、同窓生を主に大学を卒業してからの制作の軌跡をたどった講演。水という最も作品として馴染みにくい素材との出会い、サークルの持つエネルギーの発見、水と対局にある火を扱うことになったこと、明解な自己作品分析を静かに語り、力強い。



講演会後は、受賞を祝う会。私は挨拶で「遠藤さんが卒業後、私は助手として名古屋造形に勤務したが、数いる卒業生の中で、最も会いたかった人、それは多くの作品を拝見する形で思いが募っていった。今年度から客員教授にお迎えして、それが実現したことが最近の嬉しいできごと。」
同窓会が主催なので、同窓会のような祝う会となったが、こういう形もまたみんなの幸せの形であろう。花束を贈られた遠藤さんの笑顔が印象的だった。
