2007/8/31 金曜日

● 8月31日(金)曇り。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 23:55:40

朝7時30分発、オプショナルツアーに参加して、モンサンミッシェルへ行く。パリから西へ、高速道路で4時間30分かかってようやく前方にそのシルエットが見えてきた時は、物語の世界に出会う感動があった。

20070831_01.jpg

モンサンミッシェル修道院は、708年アヴランシュの司教オベールにより大天使ミカエルを奉る聖堂がトンブ山に建設された。トンブ山は、まもなく大規模な巡礼地となり、10世紀には、ベネディクト会の修道僧がそこに居を構えるようになる。一方山の下方まで村が広がって行き、14世紀には、岸壁にまでいたった。英国百年戦争にも侵攻されなかったモンサンミッシェルは、軍事建築の代表例ともいえる。1979年よりユネスコの世界文化遺産に指定されている。

到着後バスを降り、修道院に登る。階段は、傾斜がきつく巡礼者と言うより、圧倒的な数の観光客で息が詰まるほと。昼食は、名物のオムレツにポークとじゃがいも。修道院上から観る景観は、さすがに絶景。

20070831_02.jpg

20070831_03.jpg

20070831_04.jpg

20070831_05.jpg

午後3時過ぎ、モンサンミッシェルを発って帰路に着く。途中バカンス帰りの渋滞にあって、パリに着いたのは、夜8時30分、限界のオプショナルツアーであった。しかし世界文化遺産を観光すると、得られる満足感というものは、一体なんだろう。

2007/8/30 木曜日

● 8月30日(木)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 23:55:04

午前中バスをチャーターしてパリ市内研修、主に車窓。ノートルダム寺院、アラブ世界研究所、オルセー美術館、オベリスクのあるコンコルド広場、エッフエル塔下車。シャンゼリーゼ通りを通過して、ラ・デファンス下車。モンマルトルの丘下車、徒歩でサクレクール寺院、テアトル広場、ぶどう畑。昼食をはさんでルーブル美術館で解散。

20070830_01.jpg

午後は、自由行動でオランジュリー美術館、これまで長く改装中であったので初めての訪問。質素な外観とは異なり、館内は、モダンで美しい空間、変化と心地よい緊張に満ちている。

20070830_02.jpg

20070830_03.jpg

20070830_04.jpg

1階は、3つの楕円の部屋で構成されている。最初の部屋は、小さく無の空間、2つめの大きな空間は、モネの大きな空間「睡蓮」が四方に展示されている。まるで睡蓮の池の中にいる蛙の気分である。3つめの部屋は、さらに壮大な「睡蓮」が四方に、最高に幸せな気分である。

地下は、ヴァルター・ギヨームコレクション。ルノワール、セザンヌ、モジリアニ、ルソー、ピカゾ、マチス、ドラン、ユトリロ、スーチンの傑作が並んでいる。地下だけで日本なら大美術館、どれだけの人が訪れるだろう。

美術館を出て、サンジェルマン界隈へ、ギャラリー、骨董屋、ショールームなどをウォッチング。サンジェルマンは、パリで最も好きな街である。

20070830_06.jpg

20070830_05.jpg

2007/8/29 水曜日

● 8月29日(水)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 23:55:04

中部国際空港セントレアへ。本日より8日間パリ研修。ツアーを組んでおり、学生は16名、嘱託職員の戸松義幸君も参加、引率として村田直哉准教授。

KE752、9時50分セントレア発、11時40分、ソウル・インチョン国際空港着。空港のサインはスカイブルーをベースに白文字、黄数字の美しいバランスで、空港ロビーのさわやかなアクセントになっている。

20070829_01.jpg

13時15分、KE905でフランクフルトへ、到着18時30分、すぐ乗り換え19時30分AF2319でパリ、21時ホテルPARIS CHATEAU LANDN着。時差をみてざっと18時間、眠い爆睡。

2007/8/28 火曜日

● 8月28日(火)薄曇り。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 19:37:08

気温が少し下がり、随分過ごしやすい。午前中、半田市景観アドバイザー。

午後大学へ、明日からパリに出かけるので、事務処理に大わらわ。キャンパスの蝉は、アブラゼミの「ジーッジーッ」からツクツクホウシの「ジーツクツクホーシ」に変わり秋の気配。

学生ホールの大改修。

20070828_01.jpg

20070828_02.jpg

外郭を残して殆ど新品にする。現在がらんどう状態、工事の方が行ったり来たり。9月になって後期が始まると学生はピカピカのホールを観てびっくりするだろうな。

★ 看板ウオッチング10

「喫茶ガンマ」

20070828_03.jpg

名古屋市東区大曽根にある喫茶店「ガンマ」とは何?「γ?」ちょっとたてば「マンガ」であることが解るが、右から読ませるのはつらい。看板には、道路側から目を流すという考えがあって、右から配置した例。といっても、めったに見かけないので、結局左から読んでしまう。それなら「茶喫ガンマ(さきつがんま)」だけれど、熟語はちゃんと理解して「喫茶ガンマ」と読んでしまうというややこしさである。

2007/8/27 月曜日

● 8月27日(月)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 23:55:20

キャンパスは、夏の終わりが近づくとともに徐々に活気を戻しつつある。工房、アトリエを覗くのも楽しい。

インターメディアコースの工房では、2年生の石原佑香さんが冷房の効かないオープン工房で黙々と制作を続けている。坪井勝人教授がそのそばで「いやー、学長暑いねえ」と打ち水をしている。少しでも涼を呼びたいというところである。

石原さんの作品は、9月にある絵画・インターメディアコース展への出品作品。タイトルは「sell」、細胞を意味するそうだ。箱の中に指で描いた多彩な丸があって、その丸にひとつひとつマーカーで顔を描き込んでいる。延々と時間のかかる作品、描いている石原さんのシャツがまたカラフルな水玉で作品に同化しているようである。

20070827_01.jpg

大学院洋画のアトリエを覗く。1年の鈴木里奈さんが大作に挑んでいる。モチーフは、学部時代から続けているゼリーのようなデザートの大アップ。巨大なゼリーは、スイート好きにとっての巨大願望を示しているようだが、一方で近距離にある風景を、大景観に見立てるような不思議さに包まれている。

20070827_02.jpg

感想をいろいろ述べていたら、庶務課から携帯に電話「来客です、学長室に戻ってください」。作品タイトルを聞かずに急いでアトリエを出た。

2007/8/26 日曜日

● 8月26日(日)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 18:57:33

猛暑の夏は、早朝散歩を心がけているが、近所の樹々、花を見るのは大きな楽しみである。

ある洋館の庭に「ハガキの木」がある。正式名は多羅葉(たらよう)、庭木に用いられるが珍しく、なかなか見かけることはない。

20070826_01.jpg

ハガキの木と呼ばれるのは、この葉の裏が白っぽく、ちょっと堅いもので傷をつけると、茶色く残り簡単に文字がくっきりと残る。紙がなかった頃あるいは大変貴重であった時代に、この葉に文字を書いて代用としたと伝えられる。そのことにより、現在の葉書が生まれた。つまり、ハガキの語源、今では「郵便局の木」に制定されている。

20070826_02.jpg

なかなか葉っぱの形が良く、木の繁り具合も素敵だ、インド原産ということで、洋館にも似合うのはそのあたりの雰囲気かも。

2007/8/25 土曜日

● 8月25日(土)晴れ。

カテゴリー: 日記 — takakita @ 23:55:21

夕方、名古屋市民ギャラリー矢田へ。写真家の紀瑠美(きのるみ)さんが「8月の大きな個展」を開催中。本人に面識はないが、4月11日観に行った芝居「北斎とお栄」をメイン展示としていることに大きな興味。そして「大きな個展」は名古屋市民ギャラリー矢田の7室を全部使用しての、本当に大きな大きな展覧会。名古屋市民ギャラリー矢田を知っている人なら、そのことがどれだけ大変で大胆なことかがわかる。これは遭遇しておかねばならない。

芝居「北斎とお栄」の記録係として、練習、衣装合わせ、舞台工事、リハーサル、本番、楽屋、さらには座長原智彦氏への密着。それは「北斎とお栄」を観て感動した人たちのもう一つの観劇である。

20070825_01.jpg

20070825_02.jpg

20070825_03.jpg

紀さんに、どれだけの数の写真が展示されているのか聞いたら「1000点以上は確認できています」とのこと。毎日展示を少しずつ触り、増殖しているので数えるのを止めたそうだ。7室のボリュームに押しつぶされることなく、へいへいとやってしまった紀さんに敬服。

4階の第1展示室の1番大きな正面壁には、ゲスト展示の加藤久勝さんの原智彦氏をモチーフとした作品。大空間で観て星のようにさんざめく感覚が大変おもしろい、しかし別の機会に小さな空間でも観てみたい。作品が空間でどれだけ変わるか、興味をそそられた。

次ページへ »

Copyright© Nagoya Zokei University of Art & Design All Rights Reserved.