2006/5/31 水曜日

●5月31日(水)晴れ

カテゴリー: 日記 — takakita @ 23:33:53

朝4時30分起床、しかし台湾での講演会の原稿もできないまま、出発の準備のおおわらわ、メールチェックを済まし、おみやげ、着替え、資料、旅装備をスーツケースに詰め込み、財布にパスポート、航空券予約バウチャ?まだまだ忘れ物がありそうな中、ZIP FMの出演時間。1分前電話が入り、そのまま番組に突入、「4月から名古屋造形芸術大学学長です、明日から台湾で個展で?す、元気の素はベランダのたくさんの植物で?す。」などワァワァしゃべって終り。待たせておいたタクシーで金山へ、金山からセントレアへ名鉄特急。

9時30分、中華航空の人となる。ふ?ッ、何か忘れ物をしたような。台北に11時30分、ただし時差があって実際は3時間かかっている。台北は雨、雨期に入っているようだ。午後1時15分、飛行機を乗り換えて高雄へ、2時10分高雄空港着、熱風が機体を包む、東南アジアに着いたという実感。

南台科技大学助教授の王文雄先生と、今年本学を卒業した高雄からの留学生周裴瑶(シュウハイヨウ)さんが迎え。展覧会と講演会は隣の台南市にある南台科技大学であるが、その前に高雄ミニ観光に案内される。台湾は今日は端午節(子供の日ではなく、偉人の亡くなった日)とかで休日、街は大にぎわい。高雄港や元イギリス領事館などを観る。大きな街、大きな道路、大きな港である。

0531

車で40分ほどで台南市へ、台南市は台湾で最も古い街、北京に次ぐ第ニの市。台湾一大きいデパート新光三越デパートの隣接するホテル大億麗緻大飯店にチェックイン。夕食は、王先生そのフィアンセ、周さん、王先生の日本留学時代の友人など7名での食事、こういうときはたくさんでというのが台湾流。ご希望のものをといわれたのでメニュ?をみたら、むつごろうのスープのがある。「エッ何これ、あの有明海にいるやつ?」やってきたものはなかなかグロテスク、何でも食べれる私は、もちろん食べたが、スープはおいしいものの、むつごろうは、生臭く、泥臭い、きっとこれが食べ納めになるだろう。夜の街を少し散歩して、11時就寝。

2006/5/30 火曜日

●5月30日(火)晴れ

カテゴリー: 日記 — takakita @ 22:57:56

早朝「落合健太郎のモーニングジャック」を聴きながら、国際デザインセンターが発行している機関紙NOCKの原稿を書き上げる、800字。パソコンで原稿を書くようになってから、とにかく便利になったが、どうも内容の詰めに難しさを感じるようになった。

台湾への出発を明日に控えて、台湾での個展、大学での講演会の準備に追われる。海外旅行、展覧会、講演など慣れてはいるものの、先方に不安を抱かせないようにするベストな配慮が必要。

0530

午後大学へ。図書館に寄る、図書館では現在「さわってみよう!絵巻物」展が開催中。6月23日まで、図書館の企画で所蔵品の「伴大納言絵詞」の復刻が展示されている。復刻の良いところは触れるという点、ただし手袋使用というので、手袋が用意されている。右から左へ一場面、それから右で巻ながらまた左へニ場面という具合に、漫画あるいはアニメーションのように楽しめる。絵巻物はこうして手に取って見なければ面白くない。見終った後、巻き戻すのはちょっと面倒であるが、本当はその時間をも楽しむ余裕というのが大切なんだろうな。

午後4時、本学総合造形卒業生の村上史明君が、特別講師で来校、その後学長を訪ねてくれた。村上君は昨年度の文化メディア芸術祭で再優秀賞を受賞、メディアアートの新星。総合造形コースの学生であった頃視覚伝達デザインの教授である私のところによく質問、アドバイスを求めにきたので大変印象深い。卒業後、筑波大学大学院に進学、今後は海外留学を目指して待機中。学生時代の話、現在の活躍の話など大いに盛り上がった。卒業生の訪問は嬉しい。

2006/5/29 月曜日

●5月29日(月)晴れ

カテゴリー: 日記 — takakita @ 22:46:28

午前10時、名古屋市文化振興事業団の評議委員会が、名古屋市能楽堂会議室であり出席。能楽堂は、名古屋城正門前の名城公園内にあって、なかなか立派な建物である、能舞台の見学もできるので名古屋城に行った折に寄ってみるのもおもしろい。終了後、同じ評議員である本学日本画教授の鈴木喜家先生と、能楽堂レストランで昼食。こういう公共施設にあるレストランというのは、あまり期待できないことが多いがここはなかなかおいしい。特にきしめんはとてもいける、二人でざるきしめんを食べた。

0529

午後大学へ出校。視覚伝達デザインコース、デジタルメディアデザインクラス3年の授業を見学。コンピュータがメインのアトリエは、アトリエというよりむしろオフィスである。渡邊敏之助教授は授業の進め方に定評がある。デザイナーとしての経験がものをいうのだろう、しばらく見学していると、会議でのプレゼンテーションにも見える。秋に開催されるデザイン学科の、STUDY展への出品内容についてのディスカッション。なおこのクラスは、今年度1年生より情報デザインコースとしてコース独立をしている。

ZIP-FMより電話が入る。早朝番組の「落合健太郎のモーニングジャック」へ電話出演の依頼。日にちは6月1日明後日、台湾へ発つ日である、午前9時30分のフライトなので生出演の後セントレアへ向かうことになる、なかなかの緊張スケジュールである。出演時間は、6時45分から7時ぐらいだそうだから、朝に強い人はぜひ聴いてください。

2006/5/28 日曜日

●5月28日(日)曇り時々晴れ

カテゴリー: 日記 — takakita @ 21:23:39

6月1日から1ヶ月の台湾での個展、6月10日の学長就任記念講演会、6月15日の学長激励会、その際発刊する作品集、7月12日からの岡本滋夫名誉教授就任記念個展のプロデュースなど、重要イベントが山積み。休日も終日その準備に追われている。

0528

6月10日(土)午後2時30分からの「高北幸矢名古屋造形芸術大学学長就任記念講演会」は、すでに申し込み受け付け中で、随所にチラシが配布されています。新学長としての教育ビジョン、「アートとデザインは私達に何をもたらすのか」このような時代にあって、人間力が一層求められている。人間力とは、生きて行く上で誰もが経験する悲しみ、苦痛、退屈などに打ち勝つ力のことです。社会の中で生きて行く素晴らしいプラスの力のことです。アートとデザインが生み出す造形力は、そうした人間力を培うものすごい力のことです。具体的な作品なども紹介しながら、「名古屋造形芸術大学は何を目指しているのか」を語らせていただきます。

申し込みは、メールまたはファックスで受け付けています。大学ホームページのトピックスより「学長就任記念講演会」からお入りください。

2006/5/27 土曜日

●5月27日(土)晴れ

カテゴリー: 日記 — takakita @ 22:48:51

午後2時、名古屋造形芸術大学公開講座挨拶のため、小牧市中部公民館へ。メナード美術館での開催予定が、定員オーバーのため急遽隣の公民館へ移動となった。社会交流センター長の池田敬子教授の司会で、まずメナード美術館館長の石川浩一さんが挨拶、続いて私が「名古屋造形は、もっともっとアートとデザインをおもしろくする・・・」という挨拶。本日の公開講座講師は、本学洋画非常勤講師の稲垣孝二さん、講題は「国展と制作」現在メナード美術館で開催中の「国画会の画家たち」にちなんでのもの。ひたむきに人物を描き続ける稲垣さんのパワーがどこからやってくるのか。「ずっと直球を投げ続けてきた?をとってきてだんだん直球が身にこたえるようになって来た。年をとる前に変化球をお憶えなくてはならないものだが、私は直球しか投げられない、投げられなくなってバタッと倒れるかも知れない」とつとつと語る口調は、稲垣さんの作品そのものだった。

0527

我がベランダの石榴(ざくろ)の花が一点咲いた。朱色が美しく大好きな花である。紅一点というのは、石榴の花のことで、中国宋代の詩人、王安石の「石榴詩」が出典。「万緑叢中紅一点」=丘に登ってみれば、一面の緑、なんと素晴らしい植物の生命感、あっあそこに一つ赤い花が咲いている、石榴の花だ、なんと美しいのだろう。石榴の花を見る度にこの詩を思い出す。

2006/5/26 金曜日

●5月26日(金)曇り時々小雨

カテゴリー: 日記 — takakita @ 21:59:26

0526

午後、スペースプリズムで「坂野淳一イラストレーション展」を観る。坂野君は本学の大学院生で、私のゼミ生でもある。2004年にPIS2004エサカマサミ賞を受賞しての記念展。会場に入ると「ウワッ」というボリュームの作品群が押し寄せる、125点のイラストレーションとフィギュア、しかし強いインパクトで観る者を圧倒するというものではない。坂野君の作品はむしろ反対のタイプで、やさしさ、かわいさに溢れている、多くの人の気持ちを癒すに違いない。それは、オリジナリティの高い動物のキャラクター、繊細な線、中間色の心地よさ、ちょっとはずした構図のやわらかさなど、すべてが私にはないものであり、うらやましいかぎりである。

2006/5/25 木曜日

●5月25日(木)晴れ

カテゴリー: 日記 — takakita @ 23:25:47

午前10時、執行部会議。11時45分、合同運営委員会。12時10分、合同教授会。

0525

午後1時から、仮設空間ギャラリーCOLUMBIAの企画で特別レクチャー「もう一つのアニメーション史?ディズニーだけがアニメじゃない!ー」を聴講。武蔵野美術大学教授で、アニメーション作家の黒坂圭太氏を招いてのもの。初期アニメーションから現代まで、著名アニメーションを映写しながら、的確なレクチャー、自らのアニメーションも紹介。私は芭蕉の「冬の日」をアニメーション映画にしたもののファンであり、「冬の日」の制作者の一人でもある黒坂氏のレクチャーは有意義なものであった。

残念ながら、レクチャーを最後まで聴くことができず、愛知県立芸術大学へ。「国立芸術系大学長トークセッション?これからの芸術教育を5人の学長が熱く語る?」に参加。東京藝術大学学長宮田亮平、金沢美術工芸大学学長平野拓雄、京都市立芸術大学学長中西進、沖縄県立芸術大学学長朝岡康二、愛知県立芸術大学学長島田章三の各氏5名、公立の美術大学はたったこれだけしかない。熱く語るというノリではなかったが、これだけの顔ぶれをそろえる意味は大きい。公立大学の法人化がそれなりの緊張感を与えているようだ。公立、私学といわず、全国の美術系大学が一つになって、何かをしなければならない時期に来ているとも言える。

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