2006/4/9 日曜日

●4月9日(日) 晴れ

カテゴリー: 日記 — takakita @ 15:09:15

「李禹煥/余白の芸術」展、横浜美術館開催の図録を読む。昨年秋、横浜トリエンナーレとリンクして開催されたものである。図録は見るものであって、読む人は少ない、私もそうである。しかし、李禹煥(リ?・ウーファン)に関して言えば、あっという間に見終え、じっくり見ることが難しい。展示作品とのギャップが激しく、なんとか深く読み解こうしようと読んだわけである。横浜美術館主任学芸員の小論の中での「作品を作者に付き従わせて閉じたものにしないこと、作品は作者と他者とをとりもつ場として成立しせかいとの関わりに開かれていること、李禹煥の制作における要点は、この2点に集約できるでしょう」が印象に残る。

2006/4/8 土曜日

●4月8日(土) 曇り、黄砂降る

カテゴリー: 日記 — takakita @ 20:24:35

黒川の桜

午後、所属する俳句会「ねんげ句会」で名古屋市北区黒川(御用水跡)街園の花見吟行に出かける。風が強いながらも、桜は満開、一部散り始めという理 想の状況。黒川の桜並木は、あまり有名ではありませんが、2キロほどに渡って、黒川沿いに続きます。散歩道が設けられ、黒川には鯉が放たれ、鴨などの野鳥 もやってくる、とても黒川の下流が堀川に繋がるというイメージはありません。1時間ほど同人の 方達と散策。句宿「天勝」にて15名の参加者で句会。

2句披露

「夢ん中 さくらさくらのエンドレス」

「無限なる桜力(さくらりょく)の下(もと)に居る」

2006/4/7 金曜日

●4月7日(金) 晴れ

カテゴリー: 日記 — takakita @ 14:20:59

桜満開、ぽかぽかの天気の中、午前は同朋大学付属幼稚園の入園式。ということで、ミッフィー(ディック・ブルーナのファン)のピンを付けて出席。新入園児というのは、まったく勝手放題、それでいてメチャクチャ可愛い。一方迎える年長園児は、きちんと行儀良く、こちらはまたなんとも言えぬ可愛さ。来賓であることを忘れ、ボーッとながめていた。

昼、大学へ。キャンパスで短期大学部の新歓ランチ(新入生歓迎野外コンパ)に出席。もちろん酒はなし、焼そば、タコヤキ、焼きもち、串かつ、ソフトクリームなどなかなか楽しい。新入生も笑顔が多い。
午後、臨時執行部会議。1時30分より、大学院ゼミ説明会、私のゼミにも新入生1名。大変だがプレイングマネージャーを目指す以上、嬉しいゼミ生である。
その後、名古屋市美術館へ直行、「出光コレクションによるルオー展」内覧会。ルオーらしい作品ですばらしいコレクションである。力強い線と豊かな色彩は、歓び、悲しみ、信ずる心を強く表現、観る者を感服させる。だが意外にも印象に残った作品は、太い線に囲まれた白っぽい作品の「キリスト」で、むしろその白っぽさの中に豊かな色彩を感じることのできるものであった。

夕方、スペースプリズムで「ゴトウヒロシイラストレーション展」オープンニング。撮影、ドローイング、スキャニング、コンピュータワーキング、和紙への出力プリントとすべてにゴトウの繊細な感性を張り巡らし、オリジナリティの高い作品になっている。専門教育を受けていないゴトウの仕事は、常に自由な戦略で新しいポジションを獲得していく。

2006/4/6 木曜日

●4月6日(木) 晴れ

カテゴリー: 日記 — takakita @ 14:19:33

午前、同朋高等学校入学式。体育館で行われる入学式というのは、いかにも高校生という感じですがすがしい。

夕方、プロデュースしているスペースプリズムのPISイラストレーションコンクールの審査。ほとんどが学生作品であるが、大学生よりも専門学校生の方がパワーを感じられるのは、必ずしも数のせいばかりではないように思われる。短大の存在感はさらに弱い。

2006/4/5 水曜日

●4月5日(水) 雨のち曇り

カテゴリー: 日記 — takakita @ 14:17:18

入学式。いよいよデビュー戦である。朝早くから眼が覚める。入学式の挨拶文を再検討、一部修正して大学へファックス。手話用の原稿でもある。
午前、10時大学へ、日本画の田代教授の5メートルに及ぶ大絵画を飾り、舞台照明を行うというアートエンタテイメント入学式を企画。朝から忙しい式準備である。

昼、来賓を迎え、ご挨拶。
午後1時30分、式が始まる。照明を落とした講堂に、弦楽四重奏の流れる中、作品と入場する来賓にスポットが当たる。式場一瞬暗く、日本画にスポットがあたり、作品が七変化、式場明るくなり、「只今より、2006年度名古屋造形芸術大学入学式を始めます。・・・新入生点呼。」学長として「・・・名の入学を認定します。」学部、短期大学部、大学院と進んで行く。「学長挨拶」の声に緊張が最高点に、壇上へ「新入生のみなさん、入学おめでとうございます。・・・・造形力を通じて人間力を造ること・・・」10分ほどの挨拶の中、学長としての学生にたいする重責を強くかみしめる。彼等、彼女等のために、もっともっと素晴らしい大学にしていかなければと思う。とどこおりなく入学式が無事終了。裏方の事務局も大変な準備、苦労であることを知る。

入学式の余韻もつかの間、初の大学教授会。大改革のスタートは、準備不足でもあった。続いて短期大学部教授会。学長室で執務を終え、帰宅は午後8時、疲労と充実の1日。

2006/4/4 火曜日

●4月4日(火) 晴れ

カテゴリー: 日記 — takakita @ 11:21:47

午前、名古屋音楽大学入学式に列席。午後、学長就任挨拶で新聞社、テレビ局など報道関係を10社回る。
夕方、展覧会をはしご。名芳洞blancで「横地洋司展」、原点とも言える顔シリーズ。横地さんは、「自我」像と話してくれた。小さな空間での大きな顔は作者の自我との対峙か。
ギャラリー名芳洞で「たうち定義展」、美しい、心地よい泥感覚のマチエールが好きだ。毎回の個展を楽しみにしている。
白土舎で「設楽知昭」展、継続するテーマと常に新しい挑戦を見せてくれる。滑るような表現で、滑っているようなモノを描いている作品のタイトルは「静物画」静と動の矛盾。そう言えばセザンヌの静物画のリンゴも転がらんとしていたことを思い出す。
丹羽和子DM
名古屋日動画廊で「我が輩は猫であるー丹羽和子さしえ展」、オープンニングパーティの最中、小さな丹羽先生はみつからない。ずらりと並んださし絵原画のパワーに圧倒される。しかし1点1点、流れず個性的、粋な空間、構図、色使い。さし絵の魅力に溢れている。息子であり、同僚の丹羽勝美さんにお年を聞いてみた。82才だそうである。恐るべきパワー。そう言えばお近づきさせていただいてから早30年である。
名古屋三越美術画廊で「2006人間国宝『今』展」。緻密で、永遠の時間の流れを観る。
夜、本学視覚伝達デザインコースと情報デザインコースの年度始めの懇親会に学長として出席。28名の出席者との楽しい食事に、みんなから力をもらうようであった。

2006/4/3 月曜日

●4月3日(月) 晴れ

カテゴリー: 日記 — takakita @ 11:01:56

9時15分、学園本部で理事長より学長辞令を受ける、心引き締まる。10時30分、同朋大学入学式に列席、本学の入学式をシュミレーションするように、沼波同朋大学学長の行動を観察する。
午後、GALERIE 141で「堀義幸展ー次元のリングよりー」を観る。相変わらずすごい表現技術、石にこだわり、石から遠いイメージへスライドして行くようだ。抽象彫刻という簡単なくくりからの逸脱が心地よい。かつて、本学の学生であった頃、私の
授業で、「高校時代にはグラフィックデザインを一生懸命やったので、大学ではそれと異なる彫刻をやりたい」と言っていたことを思い出す。グラフィックと石彫がクロスしている。

午後3時45分、大学で事務局職員に辞令、そして挨拶。4時30分、執行部会議。ちなみに、学長就任後初めて学長室に入ったが、居心地いまいち。キャンパス内Dギャラリーで、「燈明山高蔵寺薬師堂の天井画展」を観る。日本画田代有樹女教授、企画・指導による、学生、大学院生、卒業生のプロジェクトである。この後、薬師堂の天井画として設置され、一般公開される。ご住職の「一輪、一輪、仏様に花を捧げる気持ちで描いてください」の教えを一生懸命描いた様子が伝わってくる。

« 前ページへ次ページへ »

Copyright© Nagoya Zokei University of Art & Design All Rights Reserved.