2006/4/30 日曜日

●4月30日(日) 晴れのち曇り

カテゴリー: 日記 — takakita @ 21:42:31

宇野千代「私はいつでも忙しい」(中公文庫)を読む。執筆当時91歳という高齢であったが、全ページ元気いっぱいだ、自分が50歳を越えた頃から、先輩達の元気が頼もしい。桜が大好きな宇野千代は、100歳になったら、全身桜模様の総絞りの振袖を着ると宣言し、準備をしていたが、残念ながら99歳でなくなった。派手好きの宇野千代の100歳の振袖姿は是非見てみたかった。

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近所に建中寺がある、自宅から数分の散歩エリアである。建中寺は、徳川家の菩提寺であり、大きな門と本堂の立派な佇まいである、お参りの人も多い。近くに大きな寺院、神社があると風景が落ち着く、心の支えができるからだろうか。建中寺の向かいは、建中寺公園がある。もともと境内であったことは、公園の中にも門があるのでよくわかる。建中寺公園は、子供、老人が集まりいつも活気がある、大きな樹、境内という雰囲気、公園も土木設計感覚だけではできない大切なものがある。

2006/4/29 土曜日

●4月29日(金) 曇り

カテゴリー: 日記 — takakita @ 23:41:16

午後、愛知芸術劇場小ホールで劇団シアター・ウイークエンド公演の「貞奴風よ吹け!雪よ舞え!」を観る。劇団主催の松本喜臣さんとは、20年以上の交友で公演の多くを観てきたが、いつも正面きっての芝居造りは気持ちが良い。今回は川上貞奴の生涯を描いたもので、主演女優の中村真弓の演技が光る。出ずっぱりの舞台で力が漲って、女優貞奴と次第次第に重なっていく様が観る者を引き込んで行く。

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余韻を残しながら、ホールを出た。自宅までの20分を二葉館(旧川上貞奴邸)まで遠回りして、と言ってもたかだか10分だが、芝居を反芻して楽しむように帰った。

2006/4/28 金曜日

●4月28日(金) 晴れ

カテゴリー: 日記 — takakita @ 22:40:18

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夕方、デザインセンター・デザインホールで開催のGATE展オープンニング、このパーティは学生主導であり、ドレスコードも「お客さまをお招きして作品を観ていただく」という考えのもとに設定される。また費用も学生と教員のカンパで行われる。プロのデザイナーも多く駆けつけていただき、楽しい時間である、しばらく過ぎると、あちこちで講評会が始まる。展覧会のオープンニングはこうあるべきという姿を、学生が学ぶ最も良い機会である。講評するこちらはクタクタになってしまうが、心地よい疲労である。

2006/4/27 木曜日

●4月27日(木) 晴れ

カテゴリー: 日記 — takakita @ 21:54:37

午前、碧南市役所へ、永島卓市長、鈴木隆太助役、杉浦昌彦収入役、小笠原幸男教育長が迎えてくれ感激。大学との協力関係を依頼するとともに、碧南市の文化行政、西三河の状況を伺う。詩人でもある市長とは、これまでも親しくしていただいているが、一層意を同じくする思いであった。

午後、各務原市役所へ、森真市長を訪問、大学との協力関係を依頼。森市長は初めてお会いするが、スピード感、行動力に溢れる印象であった。頼もしい。岐阜公園にある加藤栄三・東一記念美術館で「岐阜グラフィックデザイナーズクラブの30年」展を観る。名古屋造形芸術短期大学時代の恩師、故狭間寿郎先生の作品に深く観入る。

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名古屋にもどり、デザインセンター・デザインホールで開催されるデザイン学科3コース(視覚伝達デザイン、建築・空間デザイン、産業工芸デザイン)が総力をあげて行う「GATE展」の搬入、飾り付けに立ち会う。兵ぞろいの作品群である。いつも未熟な表現力、技術は、レベルの低いレッテルを貼って、その作品との出会いを拒もうとするプロが多いが、未熟を越えてその視点のすごさに出会って欲しい。プロが見えなくなってしまっているものを、輝かせている。

2006/4/26 水曜日

●4月26日(水) 晴れ

カテゴリー: 日記 — takakita @ 22:47:53

朝からデザイン理論特講、本日のテーマは横尾忠則、60年代から現代までの横尾ワールドを映像と共に話す。2限目は、大学院ゼミ。

昼休み、図書館へ、図書館にも本のミニギャラリーがあり、今「紙で遊ぼう」展が開かれている。折り紙をメインに紙で楽しい造形本を展示している。昔、アメリカのイラストレーションコンペに折り紙をモチーフに作品を描き入選したことをおもいだした。折り紙は日本独自の技法で外国の辞書にも「Origami」と記載されているようで、私の作戦は正解であったようである。学生が創作のヒントにしてくれれば嬉しい。
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キャンパスに、2本のチューリップが不思議なところに咲いている。球根を植えなければありえないので、きっと誰かが秋に植えたのだろうが、場所といい、密やかな楽しいいたずらだ。きっと今頃本人はチューリップを見てほくそえんでいるに違いない。それともこの春卒業してしまっただろうか。

午後、瀬戸市役所へ、増岡錦也市長に会い大学との協力関係を依頼。3時、瀬戸は近いので、再び大学に戻り執務。

2006/4/25 火曜日

●4月25日(火) 曇り

カテゴリー: 日記 — takakita @ 21:04:12

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午前中、半田市景観アドバイザー、午後大学へ。Dギャラリーで「短期大学部ビジュアルデザインコース1年次修了展」を観る。春休みに頑張って作ったポスター約100点、テーマは「CRISIS 2006(環境/平和)」「Communication(社会)」「NIKE(企業)」「TOWER RECORDS(ショップ)」「iPod(商品)」ヴィジュアルデザイン研究室のコメント<技術的には未熟ですが、学生達のメッセージや志をどうか受け止めていただきますようお願いいたします。>が心に残る。

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続けて仮設ギャラリーコロンビアで大野陽子の「パラダイスのパラダイス」展を観る。大野は、総合造形コースを卒業、現在共同研究室職員、数々の個展、国際展をこなしてきているがゆえのギャラリー空間をどうつかうか、大変うまい。ギャラリーに入った瞬間から大野パラダイスに遊んでしまう、楽しい。

夕方まで執務をこなし、夜「馬場駿吉さんの名古屋市芸術賞特賞を祝う会」に出席。美術評論をはじめ、演劇、音楽、舞踊あらゆる芸術に造詣が深く、俳人としても何冊もの句集を出版。芸術文化の醍醐味に遊ぶ達人とも言える、そしてかつては、名古屋市立大学附属病院の耳鼻咽喉科の教授であり、院長までつとめられた優れた医者でもある。私が最も尊敬する先輩であり、憧れの人でもある。

出席者は、多ジャンルの文化人に溢れ、異様な活気。平田文のバイオリン、白河直子のダンスなどエンターテイメント性にも溢れ、素晴らしいパーティであった。

2006/4/24 月曜日

●4月24日(月) 晴れ

カテゴリー: 日記 — takakita @ 23:03:59

午前刈谷市役所へ、榎並邦夫市長に会い大学との協力関係を依頼。刈谷は工業都市として発展してきているが、今後景観資産をどのように構築していくか、課題。

午後、理事を務める愛知芸術文化協会総会がAPAホテルで開催され出席。愛知芸術文化協会は通称ANETと呼ばれ、音楽、演劇、舞踊、美術、生活芸術、文学、伝統芸能、観賞組織、スタッフ(主にステージ)、の多ジャンルで構成されており、個人336名、団体78の会員、この地域最大の交流目的の文化団体。

総会の後、愛知芸術文化センター総長の記念講演会「明末清初?中国における十六・十七世紀」を聴く。明末清初(みんまつしんしょ)つまり、明の終り清の始まりの国家交代時期における話。書家で水墨画家の董其昌(とうきしょう)と通俗文学の冫馬夢龍(ふうぼうりゅ)を取り上げての具体的な話。どちらもなかなか軟派で、国動く時、激動の時代にあって豊かな文化が生まれる。いやそういう時代だからこそユニークな文化が生まれるのか大変興味深い話であった。
その後、ゲスト参加もあっての懇親会。

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