● 12月21日(月)晴れ。
午前9時、禹(ウー)さんがホテルまで迎え、昼過ぎまで釜山を案内していただく観光スケジュール。ちなみに、韓国はこの度で3回目、釜山は2回目、前回は1986年、23年前。もう大幅に釜山は大都会として変貌を遂げており、初めて訪問と言っても良いくらい記憶と結びつかない。
午前9時30分、まだ朝日の力が強い海東龍宮寺へ。

その名の通り、東の海に面していて正月の日の出参拝には、全国から何万人と訪れる。海に洗われるように岸壁に建つ姿は龍宮のようでもある。

11時、チャガルチ市場に。釜山で最も日本人観光客が訪れる大魚市場である。釜山は大きな漁港の町であり、魚介料理も観光客の目当てである。特に刺身は人気。市場の活気は大好きで、あきもせず行ったり来たり、暮らしの元気を楽しんだ。市場で働いている人の顔はみな素敵だ。





正午、釜山タワー。釜山の街を一望、釜山は海と山に挟まれて、人口密度がきわめて高い。


昼食は、サムゲタン。韓国名物料理の代表的なひとつである。鳥のお腹にご飯を入れ、朝鮮人参など野菜と煮込む。アッツアッツをふーふーしながら食べる。禹さんが「ここがうまい」と連れて行ってくれたさすがの美味しさだった。

午後2時、国立釜慶大学へ。禹さんは、ここの博士課程の学生。私を招待いただいた洪東植(ホードンシク)准教授の研究室へ。意気投合、デザインの話がつきない。

3時20分、講演。大学は今冬休みで、聴講生は大学に来ている学生だけの自主参加。人数は少ないが、それだけに皆熱心。テーマは「日本デザインの源流」特に中国、朝鮮半島を通して受けた文化をていねいに話す。日本のデザインは、韓国の学生にとってテキスト的存在である。講演後の質問も後を絶たなかった。



5時30分、洪さん、禹さんと3人で夕食。「刺身のおいしい店」と洪さん。日本に留学経験をもつ2人は、日本語が堪能で、私が韓国の方と話していることを忘れてしまうほど楽しい時間を過ごした。