● 7月31日(火)晴れ。
11時、松坂屋本店美術画廊で「第22回風景の会絵画展/伊那谷・南信州を描く」を観る。中部地区の蒼々たる顔ぶれが出品しており、名古屋造形関係も多数出品。親しい作家も多い。「風景」と表現の枠を限定することから生まれる絵画は、日頃風景を描いている作家より、抽象や人物を描いている作家の方がおもしろい。そんな中で風景を主とする作家は当然本領発揮で力強く、毎年観ることを楽しみにしている展覧会である。
数年前「北方領土」をテーマとしたときが、最も成果の大きい展覧会であった。一流の画家もやはりどれだけ観ることが勉強で、創作が刺激されるかということが判る。
妙香園画廊で「楚勉のされどチラシ100選展」「楚勉のイラストレーション葉ッ、展」を観る。5階と6階を使用しての久しぶりの大展覧会。チラシはすべて公演、ステージもので、私たちのグラフィックデザイナーの世界では、仕事はおもしろいが金になりにくいのが通例。そのステージチラシで展覧会ができるほどの楚勉(そつとむ)はすごいデザイナーである。案内状に掲載するコメントを求められて「楚さんのチラシは、タイトルが生きている。レタリングで命を吹き込んでいるから、そこからステージが見える。」を贈った。楚さんは、デザイナーならではのコメントに感激してくれた。同業こその視点である。
大黒屋画廊で「成田郷子木版画展私の水族館PART16」を観る。成田さんは、名古屋造形の卒業生で、水族館が大好き、魚をモチーフとした木版画で活躍、水彩協会等に出品。
今回は、クラゲの作品が気持ちよい新しい世界を見せている。おもしろいのは、お菓子の落雁、型を自分で彫り画廊の経営者「大黒屋」さんで作ったこの度限定のもの。普通は鯛などであるが、好きな魚、鰈(かれい)で作ったのもおもしろい。



午後大学へ、求人先の中電興業(広告代理店)のデザイナー井戸薫さんと卒業生の早川千鶴さんが来訪。キャンパスを案内する。試験中でアトリエの活気はないが、久しぶりのキャンパスに2人とも感激していた。
午後4時、勝川駅前モニュメント、制作の宮田道明教授を加えて打ち合わせ。かなり具体的になってきて問題点もいろいろ噴出。現場はリアルで難しく、おもしろい。