Prologue -prototype exhibition 開催。
4年3年のゼミ生達の本年度研究課題発表のプロトタイプ展示を行ないます。
期間は2016年6月2o日〜24日が第1週、6月27日〜7月1日が第2週となります。
「Prologue – prototype exhibition」(プロローグ、プロトタイプ展)は前回のPrologue – Poster sessionの内容に対して、実際に研究するにあたってそれが可能かどうかを検証するプロトタイプをギャラリーで展示するというものです。
展示期間中に各ゼミでゼミ生による研究内容とプロトタイプの状況、そしてこれからのスケジュールなどの発表があります、質疑応答などふまえて今後の展開を左右する重要な機会になりますので、是非みなさんご覧下さい。
6月17日(金)2年生の授業の様子です。ファブラボ等を日常的に利用されている方も多いかと思いますが、レーザーカッターなどの工作機器を使った制作も一般的になってきていますので、授業ではそういった工作機器でどんな事が出来るのかを知ってもらうためレーザーカッティングの授業を2年生でとりいれています。
課題は「プレゼント」をテーマにした紙で組み立てるパッケージを作るというシンプルなもので、Illustratorで展開図を引いてそれをレーザーカット用のデータに仕上げて切断するという具合です。
レーザーカッターで扱うデータはデザイン関係で学んできた学生にとっては慣れ親しんだIllustratorで作れるので、そんなに難しく考えなくても制作できます。とはいえイラストを描くのとは違って寸法や数字入力など若干図面を引く特殊な使い方をしますので、Illustratorの使い方に少しノウハウがあって、むしろそのちょっと違う使い方を覚えてもらう事が大事かとも思います。
展開図をうまく書けないと、切断しても組み立てられないなんて事になりますから簡単な計算や組み上がった事を想像できる力もちょっと必要になりますね、切断してはいけない所が切れてたりと不備のあるデータを持込む学生もいて、バラバラになったなんて事もあったりしますが(笑)そこはご愛嬌ですね、まぁやってみて失敗する事も大事です、出来上がった課題作品はまたオープンキャンパスで紹介しようかと思います。
6月15日(水)熊本現代美術館で開催される「魔法の美術館」出展のため、「なげる、あてる、ひろがる」の新しい筐体の組み立てと、実装実験を行いました。新しい筐体はアルミフレームを中核としたボディで旧モデルより薄く、およそ70%ほどスリム化し重量も約50%ほどにまで落としました、専用設計のため融通の効かない部分もありますが、運搬はかなり軽減されるモデルとなっています。
ただスリムにするための設計なので設営時の部品の取り付け行程が多くなり、搬入作業自体の手間は増えたのが欠点ですね。前回の仮組で問題点が幾つかあったので、それらを修正した設計のアルミフレームを発注し組み立てました。おおよそ予定通りに組み上がり、実装実験も問題なく動作。2日間で組み立てとインストール作業まで終えたペースはなかなか優秀ではないかと自画自賛です(笑)そしてアトリエの散らかり様は毎回の事ですね・・・
6月13日(月)3DCGのデータ収集のため明治村へ行ってきました。明治村といえば夏のイベント「宵の明治村」で行なう「宵街映写」(プロジェクションマッピング)ですが、2016年はプロジェクションマッピングを行なわず、新たなコンテンツに切り替える予定です。
デジタルメディアデザインコースでは明治村をはじめい、ろいろな所で4年間プロジェクションマッピングを行なって来ました。最初こそ目新しさがありましたが、いまではプロジェクションマッピングもあたりまえになり、そろそろ違った新たな表現に挑戦する必要があるので、今年は実装実験も兼ねて少し指向の違うものを計画しています。
この日はあいにくの雨でしたが、参加出来るメンバーのスケジュールも限られているため、とりあえず朝から明治村入り。今回のコンテンツ制作には3DCGゼミとインターフェースゼミの学生が参加しており、3DCGとインタラクションを組み合わせた新たな表現を構築する予定です。そして計画ではとにかく3DCGによる明治村の建物の再現が素材として必要なため、建物の写真を大量に撮る事が今回の最大の目的です。
建物を再現するためには外観や内装の詳細写真やテクスチャーに利用するマテリアルの写真などなど大量のデータが必要です、雨は面倒ですが実は晴れてると影が出てテクスチャー等には使いにくくなるので曇りが結構良かったりします、午後からは雨も上がって適度な曇りで今回の目的はほぼ達成できました。本格的な制作はこれからになります、また制作に追われて大変な毎日が続きそうですが・・・進行をブログで紹介して行きたいと思います。
6月6日(月)次回の「魔法の美術館」に出展するため「なげる、あてる、ひろがる」の改良を行なっています。この作品は歴代これで3度目の大きな改良ですね、初代の2010年のモデルは木製で、搬入度に少しづつ歪みが出て接合部分の精度が出なくてパネルを均一に並べるのに苦労してました。二代目はアルミフレームをボックスに構成にして組み替えて使えるような設計にし精度が出ました、またパネルもレーザーカッターの導入で複雑な設計が出来るようになったので、前面にあったネジをみえなくし、センサーパネルの反発をバネから強力磁石に変えました。
そして今回の三代目は搬入搬出の負担を軽減する事を目的にフレキシブルに組み替える事を前提にしていた二代目の正方形の構成をやめ、パネルに特化した専用設計として軽量化と薄型化しました。この日はちょうど設計した部品の1ユニット分届いたので、とりあえず組み立ててみました。設計が良いかどうかまだわからなかったのでまず1ユニットだけの導入です。
パネルを薄くしたぶん安定して自立させるため前後に筋交いが入り台座が大きくなるのが欠点ですね。また粘性の強いアルミは衝撃に対してねじれが大きく出るのでパネルが揺れるという弊害も起こります、で、結論として筋交いが小さく揺れとねじれを吸収出来ないという事が判明・・・台座を設計変更するという結果となりました。やってみないとわからない事もあるし、失敗もある、まぁそんなものでしょう、完成まであともうすこし。
サイネージが増えてきましたからね たかひこん@デジタルメディアデザインコース
5月31日(火)安城南高校の生徒さん達が大学見学にくるという事で、ついでに短い時間ではありましたがデジタルサイネージを作ってみる簡単なワークショップ講座を体験していただきました。
最近よく目にするようになったデジタルサイネージ、広告も紙から映像へと変化し、さらにセンサーやスマートフォンとの連携などインタラクティブな広告やデザインも増えて来ています、広告を総合的に考えるとデザインの幅も技術も一昔前とは格段に違ってきていますので、デザインを仕事にするスキルも常に変化しています。デジタルサイネージは最近普及が進み広告にも動的なものが求められるようになってきました、デジタルメディアデザインコースが高校生や受験生達に開講するワークショップではそのような動的な広告を作る簡単な映像制作体験を提供しています。
映像制作そのものが初めてという高校生もいるので、ワークショップでは毎回2人に1人の割合でコースの学生にアシスタントとして入ってもらっています。扱うソフトはadobe after effects、映像制作では王道のソフトウエアですね、それにあらかじめ用意したコース展などのポスターデータをサイネージ用に組み替えた素材を使って、15秒の映像を制作するというものです。今回は2時間ほどの短い時間でしたので、行程を幾つか省いてとりあえずサイネージっぽいものが出来上がればという具合でした。最後に実際のサイネージパネルで上映会も行いますので、なんとなくイメージ出来ればワークショップとしては成功かなと思います。
デジタルメディアデザインコースではこれからのデザインやコースで研究している内容をより身近に感じてもらえるために、依頼があるとこのようなワークショップを開催しています、もしご興味ある高校の先生方おられましたら是非入試広報課にご相談ください。
新緑かおるキャンパス たかひこん@デジタルメディアデザインコース
5月22日(日)名古屋造形大学5月のオープンキャンッパスが開催されました、以前までは年2回ほどだったオープンキャンパスですが、ここ最近は1月に1回くらいのペースで設定されており、以前より大学の事を知る機会が増えました、まぁそのぶん分散する傾向もあって大学に来る受験生の人数も回によってちょっとばらつきがありますね。
いままで液晶ペンタブレット体験をデジタルメディアデザインコースで行なっていましたが、今年からはマンガコース、イラストレーションデザインコース、デジタルメディアデザインコースの3つのコースで運営するコミックイラストレーションゼミが開講した関係で、液晶ペンタブレットの体験講座はゼミで開催しました。
今年度からスタートしたコミックイラストレーションゼミですが、それに必要な機材を専用にそろえました、液晶ペンタブレットはWACOM制のフラグシップモデルcintiq-27-QHD! 画像サイズが27インチQHDと液晶ペンタブレットでも最大のサイズを誇り、ゼミ専用PCにはワークステーションをセット(一部iMac)おそらく学内で現行最速スペックのセッティングとなっています。
そして予想通りデジタルペイントはやっぱり人気ですね、全台フル活動でした。イラストを描くためのこれだけの機材を入れている所はそんなに無いと思います。コミックイラストだけでなく、アニメーションやマンガなどはこれからデジタルワークフローへと変わって行く事が予測されます、それにいち早く対応するために今回のゼミ設立のタイミングで機材をそろえました、今後はアニメーションもイラストも3DCGを含めたデジタル化の流れになって行くと思います、コミック系のイラストに興味ある人はまず名古屋造形大学のオープンキャンパスに参加してみてください!
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