454枚の写真=過去最多(笑)デジタルメディアデザインコース@たかひこんです。
1年間早いもので、ついに卒業式となりました、卒業の彼等にとっては4年間が早かったのか?長かったのか?人それぞれ大学生活の感じ方もあるでしょうけれど、泣いても笑ってもこの日で卒業です。
人生の中で、ほとんどの人が最後の学生という身分で居られるのが大学生、そしてそこを卒業するという事は社会人として自立して行くという決心の時でもあります、昨今の経済状況の悪化等、下降気味のニュースが多いですが、容赦なくその荒波の中にほり出される事になるので覚悟も必要ですね、しか〜し、みな頑張ってくれる事でしょう。
場所を移して、勝川プラザホテルで「卒業・修了記念パーティー」楽しく食事しながら、ビンゴゲームとかもあったりもするのです、賞品の数がえらい多かったけど、1等だけ教職員当たってもくれないんです・・・卒業生が主役なんでしゃーないですけどね、とか言いつつ4等当たった(笑)
ハーレム・・・?
花で遊びだすとか・・・
マイクで遊びだすとか・・・
ほっておくと、何をやらかすかわからん・・・デジタルメディアデザインの学生はちょっと恐ろしい(爆)色々な事に興味あるって事で、良い良い!・・ほんとに良いのか?・・・。
最後は森田先生で締め!医学部の優秀な学生達を引き連れて!!・・ウソです。後に並んでるのは産業工芸の男の子達、医者コスプレで卒業式に望んでました(1枚目の式の時の写真にも写り込んでます)芸術系の卒業式ってそういえばコスプレとかパフォーマンスする人居ますよねぇ〜、比較的、名古屋造形大学は大人な感じで紳士淑女なスタイルが多いですが、少しこういうパフォーマンスする学生が居るとにぎやかで和みますね。
という事で、無事卒業式も終了しました。
長くなって来たので、続いての謝恩会は後で書きます。
去年より花の開花が早いっすね、デジタルメディアデザインコース@たかひこんです。
学内にあるDギャラリーにて「桃美会賞展」が開催されています。
第16回名古屋造形大学卒展の作品で各コースから優秀だった作品に桃美会賞というのが与えられます、優秀賞といったところですね、そしてその作品を一同に集めた展示を「桃美会賞展」として学内で今月28日まで展示しています。
デジタルメディアデザインコースからは、平田絵梨さんの作品「Around The Secret」が選ばれ展示されています。この作品は、いわゆるミュージシャンが映像作品として作る「PV(プロモーションビデオ)」なのですが、今までのPVとは違ってインタラクティブ(双方向性)であるのが特徴です。
インタラクティブと言っても、ゲームのように全ての行程にユーザが関与するというタイプではなく、あくまでPVとしての要素を大事にした作りとなっていて、基本はシーケンシャル(時間軸を持って流れる)に進む映像作品が基礎となっています、その音楽と共に流れる映像に対してマウスカーソルを重ねる事によって映像に変化(アニメーション)が現れる仕組みが組み込まれているのが特徴です。
昨今、映像に対する多様性、さらにはメディアの多様性によって、テレビというメディアに固執した映像作品だけでは無くなってきました、特にWEB関連ではインターネット上で映像コンテンツを楽しむスタイルも徐々に増え始め、コンピュータ上で観る映像も増えています、マウスやキーボードというデバイスとの組み合わせでWEBなどで利用されるリッチコンテンツは発展し、映像もYouTubeなどのよにWEB上に取り込まれつつあります、そんな現代の流れに対し、今まであった映像の良さを残しつつ新しい展開を予感させるコンテンツというのが今後望まれているのでは無いでしょうか。
「Around The Secret」は一見、マウスをロールオーバー(画面上を移動させて重ねる、クリックはしない)すると映像の一部がアニメーションするという、いままでのインターネット上のコンテンツとそう変わらないように感じるのですが、PVとしての映像の力とインタラクティブというコンピュータの世界を実は絶妙に組み合わせた作品だと思います、おそらく今後このようなPVのあり方というのが出て来る時代が来るでしょう、平田さんにはその先駆者として今後も作品制作や研究を進めていって欲しいところです。
作品は結構地味な印象なんですが、じつは先見性のあるコンテンツで、今回はその辺りを評価しました、メディアの氾濫でこのようなメディアコンテンツは混沌としているのも事実ですが、そんな中からポツポツと新しい表現が出て、いずれそれが大きなムーブメントとなる事もあります、悪く言えばやった者勝ちという世界でもありますが、一歩先のデジタルコンテンツ開発が将来を豊かにする可能性もありますし、最近なにかと言われるエコに対しても新しい提案ができる可能性もあります、そしてデジタルメディアデザインコースはそういう事に目を向けているコースでもあるのです。
最後に、桃美会って事で、学内の桃の花も満開です、今年は少し早く咲いた感じです。
もうすぐ卒業式だから、思い出の第16回名古屋造形大学卒展をドーゾ。
デジタルメディアデザインコース@たかひこんです。
卒展を終えてもう1ヶ月が過ぎました、時間の流れが最近早いと感る今日この頃です、今週は卒業式があります、ついに卒業ですねぇ〜。
連休に入ってまたまたネタが不足気味なので、今日は第16回名古屋造形大学卒展のデジタルメディアデザインコースの展示風景の映像をお届けいたしましょう、と、言ってもかなりいい加減に撮った突撃インタビューなんで、クオリティの低い事(笑)ほとんど作品の事が分からないのはご愛嬌って事で・・・それでもってしょっぱなから「デジタルメディアクラスの」って・・・デジタルメディアデザインクラス(*1)ですから。
我がデジタルメディアデザインコースのボスは気の利いたコメントが出来なかったのでカットです(爆)と、いうことで、かなりいい加減な映像でスミマセン・・・ま、楽しくやってるって事で、みなさん是非デジタルメディアデザインコースへどうぞ!、それとアドリブに強い人歓迎。
(*1)今年度卒業生は、視覚伝達デザインコース・デジタルメディアデザインクラス在籍です、それ以降の来年度新4年生から新2年生までは情報デザインコース在籍、4月に入学してくる新1年生はデジタルメディアデザインコース在籍となります、コース化と名前改変が4年間の間で行われたのでコース名が複雑ですが、対外的に基本は「デジタルメディアデザインコース」を使用しています。
全てを忘れて新たな出発!デジタルメディアデザインコース@たかひこんです。
もうすぐはじまる新学期を前に、デジタルメディアデザインコースではその準備に追われ始めています、とくにコースで使用頻度の高いコンピュータは、ハード、ソフト、ともにチェックする必要があって大変なんです。
今日は授業等で貸し出しで使っているMacBookのクリーンインストール作業を行ってます、つまるところハードディスクの中身を全て初期化して入れなおす訳です、過去はさっぱり忘れて新たな出発です!ま、忘れるもなにも一旦完全に消去されるので、中にあったデータは全部消えます、まさか無いとは思いますが大事なデータ(個人の作品とか、課題等で作ったデータ)など残したままって在学生は居ませんよね??
クリーンインストールについては連絡してあるので大丈夫だとは思いますが、MacBookに関してはもう既に消えてしまいましたぁ〜、その他、設置してるPCやMacのデータちゃんと取り出しておかないと容赦なく消します!在学生は要注意です!
ちなみに最近は色々な場面でコンピュータを使う事が多くなっていますよね、携帯電話のメモリなどもしかりです、もちろんデジタルメディアデザインコースはコンピュータを利用する事が頻繁にあるので、データを2重に取っておくバックアップは必須です、消えるとせっかくの制作が水の泡です、場合によっては1年間の全てが消えた!!なんて事もあるので、いまやデータバックアップは現代人にとって必須項目なのです。
オタク心をくすぐりますなぁ〜デジタルメディアデザインコース@たかひこんです。
春休みも残すところあと2週間、名古屋開府400年事業のマスコットキャラクターを使ったプロモーションアニメーションの第一弾の制作も予定通り進めば2週間後にはおおよそ完成しているはずです。アニメーションはとにもかくにも大量の絵を描く!そして時間のほとんどがそこに費やされる訳ですが、制作するにはそれなりの道具がいります。
まずライトボックス、卓上が光る訳ですね、動きを付けるために前の動作と次の動作を光で透過させて比べて描いて行くのに使います、アニメーションは動きが命になりますので、動画を描くには必須アイテムです。
連続した動画は、もちろん画面の決まった場所に描く必要があります、画面の事をフレームと呼びますが、フレームが決まっているので、適当な場所に好きに描く訳には行きません、コンピュータ系で言えば座標が決まってる訳ですね。そして、その位置を合わせるために動画用紙には、タップ穴という3個の特殊な穴が開いています、これをタップと呼ばれる器具に差し込む事で位置を合わせて描き込みます。
画材店などに行くとタップ穴の空いた用紙が動画用紙として売られているのですが、安いA4サイズのコピー用紙を代用する事も出来ます、でもタップ穴が必要なのでコースでタップパンチャー(セルパンチャーとも言うみたい)なる物を買ってしまいました(笑)これ、なかなか手に入らないみたいですね。タップ穴を開けれる優れものです。
パンチャーの横に用紙の当たり位置が付いていて、合わせると中心に穴が開くようですが、これが動画用紙サイズみたいでA4用紙だと中心に穴が空かないという問題が発生、もの造りは「問題を解決する方法を考える」事なんで、早速解決してみました(笑)当たり位置の金属をちょこっと延ばしてあげるとA4サイズぴったりになります、正確にいうと15mm延ばせばOKです、パンチャーもっている人はこれで解決ですね!(ってもってる人なんて居るのか・・)
新しいものは使ってみたい、でも書き込みは久し振り。デジタルメディアデザインコース@わたなべです。
昨日から東京・新大阪間の東海道新幹線(N700系のみ)の車内で無線LANが使えるようになり、ネット接続ができるようになりました。13日のたかひこんの書き込みにあったように、東京に来ていまして、僕は14・15日にも学会などがあり東京にいて、今まさに名古屋に向かっている新幹線の中から書き込んでいます。
ネットへの接続可能な場所が次々と増えていきます。いろいろな可能性が広がっていきます。接続する機器はパソコンでなくてもいいのですから(例えば、ゲーム機でも無線LANが使えるものがありますね)あんなことやこんなことなどいろいろなことを実験してみたくなりますよね。
してみたくなったあなたはもうデジタルメディアデザインコースに向いている!ということです。
※ちなみに写真右下奥に光っているのは電源コンセントの通電サインのランプです。
今はPCをバッテリー駆動で動かしながら書いています。
世の中知らない事がいっぱいだから面白いと思った今日この頃。
デジタルメディアデザインコース@たかひこんです。
昨日、ちょっと仕事の関係で千葉県にある国立がんセンターへ行ってきました、国立がんセンターはがんの臨床開発などを行う臨床開発センターが併設されていて、日夜がん治療にための医療開発が行われています、今回はちょっと番外編的な内容ですが、興味深い事が多かったので長々と書いてみたいと思います。
今回は画像診断と呼ばれるCTやMIRといった機器を使う診断の最先端を見学する事ができました、これが想像を遥かに超える驚きの連続でした・・・CTやMIRについては皆さんも良くご存知かと思います、CTはX線を使った器具で、簡単に言うとレントゲンのデカイの、体を輪切りにした画像を生成する事が出来ます。
このCTは、レントゲンと同じくX線を利用してるので放射線が出ます、つまり被爆するので、常に従事されるお医者さんは患者さんとちがい被爆量が増えるので、随所に遮蔽壁が設けられてます、放射線を通さない鉛を使った鉛ガラス(クリスタルガラス)はなんと300万前後とか・・・。
MRIは磁気を使った診断装置、核磁気共鳴画像法と言うそうな、 超伝導磁石で強力な磁場を作ってるので、磁石にくっつく金属は全て外さないと近づけません、磁気を利用するデッジタル機器は使えないので、もちろんデジカメなんて無理、遠くから撮影。ボスがなにやら説明を聞いています、磁力で肩こり治ったりして・・・。
MIR室で使う医療機材は全部磁力対策品らしくコストが高いらしいです、ステンレスは磁石に付かないのでステンレス製の物が多かった、酸素ボンベや車いすなどは危険で、下の絵にあるように磁場が強くて引っ張られて飛んで行くらしい・・・恐ろしい。でも職業柄か随所に貼られたデザインがやっぱり気になってしまいます、絵でもボンベ飛んでます(笑)
そうそう病院でみられるこの扇風機みたいなマークは、放射能標識と言います、スリッパにも放射能標識(笑)放射能や放射線が出る施設や物に記載されます、危険を表すピクトグラムですので是非覚えておきましょう。
画像診断のなかでも、造影剤などを体内に入れる方法がありますが、そのなかでもポジトロン断層法PETという核医学はちょっと桁外れの驚きでした、CTやMIRは組織の形態を観察するので形態画像というらしく、PETなどの組織機能を観察するのを機能画像といいます、この機能画像を撮影する事で体内にあるがんを見つける技術が凄いんです。
まず、がんはブドウ糖を大量に接種するらしく、体内で正常な所以外でブドウ糖が大量に接種される場所を疑う事で、がんを見つけ出す事が出来るらしいのです、それでブドウ糖がどのように体内を循環するか観察するために、ブドウ糖に類似した化合物に放射能をくっつけて投与し、体内を循環させ、放射能が出す放射線を観察する事で、がんの場所を特定するそうな・・・何とも複雑。
それで、放射能をくっつける?って??放射線を発する物質を作るために、なんと病院内に原子炉がありました!!厚さ1mくらいの扉の向こうに鎮座する原子炉、たまたまメンテで停止してたので撮影できましたが、放射線測定器がひっきりなしにピピピ鳴ってました、本当に大丈夫なんやろか・・
難しすぎて分からんですが、原子炉等で生成した陽電子を薬として化合する機械、放射線が出るんで厳重な装置でした。
これも、動いてないって事で、扉を開けてくれました・・さっぱりわかりませんが、これで投与する薬を仕込んでるんだとか・・・扉を開けると、開ききるまで警報音が鳴るあたり、映画みたい。
ここでも放射線被爆の対策が随所にあって、薬を患者さんに投与するぶんには被爆量は安全だそうですが、投与するお医者さんは常に被爆にさらされるので、投与の際に薬剤シリンダーからの放射線を遮蔽するためのタングステン制の筒を見せてくれました、真ん中の穴に薬剤を入れるらしい・・・それで、これ1こ200万円なり、高いっ。
がん治療の中でも最先端医療に、陽子線治療というのがあります、これはもうなにもかも桁外れ。
簡単にいうと、陽子を高速に加速させてがんに直接照射するという事らしいのですが、照射される陽子はサイクロトンという機械で光の60%ほどまで加速できるそうです、秒速30万kmの60%って・・・?
最近実験で人工的にブラックホールが作れるかも?というニュースがありましたが、あの装置の小さい版と言えば分かりやすいでしょうか、加速された陽子は患部に照射されるのですが、照射角を変えるためにベットの後には回転ガントリーって機械があります、角度を変えるための装置がなんと3階の建物サイズ・・・あまりのでかさに唖然、カメラに収まりません。
やっぱりきになるインターフェイス(笑)そういえば、どの機械にも緊急停止ボタンらしい赤いデカイのが付いてました、用途とデザインの関係性を観察するには医療現場はとても興味深いです。
ちなみに、この陽子線治療を受けるための治療費は保険対象外で2,883,000円とWebに書いてあります、生きるために安いか高いか!って庶民な僕には到底考えられません・・・・
その他、実験用につかう機器、これはネズミを使ったがんの実験で使うNanoSPECT/CTという機械、ネズミ用で2億円。
ついで、実験中にネズミの体温を下げないようにしてあげる暖房ベット(青いシリンダー部分がベット)、ネズミ用コタツみたいなものが500万・・・とお値段の桁が違いすぎてよく分かりません。
兎に角、知らない事ばかりで、驚きの連続でした、医療の先端でデザインが出来る事は何か?を考える良い機会になりましたし、今後、このような医療現場とデザインの関係性や結びつきを考え、インターフェイスやグラフィックで少なくとも医療に貢献できる何かがあるかもしれません、むしろすでに現在ある施設を見渡すだけでも随所にデザインによる貢献が見て取れます、しかし、まだまだ不足している部分も多いと現場にいるお医者さんや研究者の方からも聞きました、長くなりましたが、今後のデジタルメディアデザインコースの行く末を考える上でもとても重要な場に参加できたと思います。
← Previous Page — Next Page →