9月10日(日)大名古屋電脳博覧会、無事終了いたしました。ご来場くださったみなさんありがとうございました。先日行なわれた劇場公演「dialogue」も成功し、最終日のこの日はアーティストトークも開催され、各大学から出品された作品について作家や大学の先生による解説が行なわれました。
そうそう、ゼミ生が手がけたLEDのデジタルサイネージ、実は期間中常に更新されていて、制作した彼女達の色々な挑戦が痕跡として残っています、特にこのような変った形状のサイネージに映像を出力することは滅多に無い貴重な機会、この機会を与えてくださった株式会社タケナカさんには感謝です。次回の大名古屋電脳博覧会は2年後ですね、開催されるかどうかはまだ未定ですが、また次回も新たな挑戦ができたら良いなと思います。
9月9日(土)大名古屋電脳博覧会の展示の様子です、写真は名古屋造形大学の展示作品「Vision」と「BigPingPong」です。「Vision」はタブレットを使って床面にあるARマーカーを読み取ると画面上に操作用のインターフェースが現れ、それを操作することで投影されている映像に変化を加える事が出来ます。空間を構成しているプロジェクションの映像に対して、手持ちのタブレットなどからAR技術を応用して介在するという所を基本コンセプトとした仕組みの部分を中核にし、後に内容を構成した作品です。今回は3種類の異なるマーカーにより異なるインターフェースが表示されるようになっており、それぞれプロジェクションに違った影響を与えます。といってもビジュアルを変化させたり回転させたりといった単純な動きだけなので、子供達にも結構人気でした。
「BigPingPong」はKinectセンサーにより人の動きを捉え、大きな投影画面で対戦するピンポンです。ゲームを考えるうえでこのオーソドックスでかつオールドスクールなゲームル−ルは重要な意味をもっています。今回特にペルティエ先生のゲームゼミがこの開発を行なったのは、単にゲームを作るという事ではなく、オールドスクールなゲームのルールの魅力や、ゲームの根本的な構造解析、さらにそれらを拡大的に大きくしたり小さくしたりする事でどんな変化が起こせるか?などの実証実験も兼ねていたみたいです。将来的にはMRなどといったホログラフィックとオールドスクールゲームの融合や、あらたなホログラフィックゲームの開発に繋げて行きたいというのが狙いで、今回の展示作品はあくまで習作的な位置づけになるものとなります。
9月5日(火)大名古屋電脳博覧会、搬入2日目です。第1展示室の「Vision」の設営はすでに終わってましたが、プログラムの更新作業が1日続けられていました、なにせまだ開発中ですからね(汗)もう一つの作品、渡邊先生のゼミとペルティエ先生のゼミで結成された一発ゲームズの「BigPingPong」も今日から搬入開始、こちらは天吊りのKinectに苦戦・・・画角が微妙らしくシビアなセッティングに苦労してる感じ、前日から作業に入っておくべきだったような感じですが、なんとか間に合わせました。
劇場の方は公演がまだ4日後という事もあって、搬入作業には余裕がある感じですが、演目の細かな調整やまだ終わっていない映像部分の制御、それに肝心の映像など全然出来てない部分も多く、リハーサルまでに詰めて行く時間を考えると結構時間が無い感じです。特に我々がこれからやるべきマッピングの制御に関しては今からプログラムを組み上げるという段階・・・いやはや毎回綱渡り的な感じです・・・。
それから、今回は株式会社タケナカさんの全面的な協力により、高輝度のレーザープロジェクターや映像ミキサーなどをお借りする事ができました。ついでギャラリー入り口にはLEDパネルを使った特殊なデジタルサイネージもお借りすることができました、ここで上映される映像はゼミの3年が制作しました。(一部写真提供・名古屋学芸大学)
9月4日(月)大名古屋電脳博覧会、搬入1日目の様子です。メディア系の作品の搬入作業って結構手間がかかるので、大名古屋電脳博覧会の搬入作業は2日間に渡って設定されています。今年の展示では劇場を使う「dialogue」があるので例年と違って作業を分散しなければいけないのでスケジュール的にうまくいくのかどうか?が心配でしたが、第1展示室の作品設営がかなり順調だったので、劇場のセッティングも同時進行で行いました。
第1展示室でこの日搬入した「Vision」はスイッチによる新作となります。今回開発した新作は、投影型のインタラクティブコンテンツに別のデバイスから参加するという部分を取り込む事を前提として設計しました。本来はMRとの組み合わせを目論んでいたので、ホロレンズによる操作や連携するビジュアルを目指そうとしましたが、開発時間が短かったため、MRでなくARを応用したインターフェースと投影型のインタラクティブコンテンツの組み合わせによる実験的な作品としてリリースすることにしました。なにぶん明治村の「宵街映写」が終わって間もないため、実はこの時点でも開発しながらの設営というアクロバティックな搬入はあいかわらず通常運転という感じです・・(汗)
代わって劇場のほうの搬入は翌日予定していたKinectセンサーを吊る作業を前倒しにする事ができたので、幾分気持ちに余裕ができました。劇場のキャットウオークはしっかりしているので作業そのものはやりやすいのですが、本来吊り下げるように出来ているものじゃないセンサーを吊るのは、落下の危険があるリスキーな作業で、ちょっと緊張感ありますね、とりあえず舞台前面の2台のKinectセンサーを吊り下げこの日の作業は終了です。
9月2日(土)「dialogue」の仕込みを終え、いよいよ作業も架橋となってきました 。そもそも「dialogue」を披露する大名古屋電脳博覧会そのものの搬入もいよいよとなり、前夜のアトリエは最終調整で追われていました。大名古屋電脳博には名古屋造形大学から第1展示室にスイッチによる「Vision」と渡邊先生のゼミとペルティエ先生のゼミで結成された一発ゲームズの「BigPingPong」の2作品が出展されます。
つまり、同時進行でいろいろな事が動いていて、アトリエではそれぞれ同時に搬入作業とテストをしている状態で写真のような有様となっています・・・かなり作業が膨大となっている事を察して卒業生も駆けつけてくれました、いやはや展示って大変ですね・・・
無事終了! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
7月1日(水)から5日(月)まで開催されていた大名古屋電脳博覧会2015無事終了いたしました、展覧会に起こしくださったみなさまありがとうございました。おかげさまで名古屋造形大学が出展した作品群も評判よく、なんとか乗り切る事ができました。
第1展示室という大きなスペースをどうするかという課題は結構大変でしたが、それなりの規模の作品を入れる事ができ、来場くださった方々からも良かったといっていただけてなによりです。
最終日は予定通り13時から作家によるアーティストトークが開催されました。名古屋造形大学からは出展した平野真美さん、谷阪萌瑚さん、加治屋弘樹くん、そしてスイッチの可児亘くん、石井翔くん(いずれもデジタルメディアデザインコースの卒業生、在校生)の全員が参加、アーティストトークにも多くの方に来ていただく事ができました、短い展示期間ではありましたが、ありがとうございました。
なんとか間に合いました! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
「大名古屋電脳博覧会2015」の搬入2日目の様子をお届けします。3回目を迎える大名古屋電脳博覧会ですが、他大学は1日目にほぼ搬入を終了しているのにやっぱり今回も名古屋造形だけが全く終わってなくて搬入日を全て使い切るのも、もう恒例になりつつありますね。
2日目の搬入は第1展示室内の2作品の仕上げです。市民ギャラリー矢田は、この第1展示室という部屋が一番大きくて電脳博覧会の企画段階で毎回どの大学が使うか?で悩みます、今回もこの広さを使い切る作品がなかなか無いという事で紆余曲折あったのですが、とりあえず前回、前々回の実績もあるので今回も名古屋造形大学でなんとか企画してみますという事になりました。
なんとか企画してみますとは言ったものの・・・となったので、とりあえずまずこの部屋を想定した作品を新たに企画し制作する事から考えました、作品の規模が大きくなるのは結局この部屋ありきで考えているからなのです、そして今回新作として考案したのがスイッチが制作した「Record」になります。
さらに加治屋くんの新作「電脳と花」も生花を大量に使うヘビーな内容、これも当初は第7展示室でとなっていたのですが、光と音の関係で第1展示室に変更しました、結果的にこれは正解、かなり規模大きくて複雑なので結局こちらの作品も1日では完成せず、2日間搬入があったからこそなんとかなったという感じです。
第1展示室の2作品は完成するのに2日目の午後9時までかかってしまいましたが、なんとか動作するところまで完了しました。なかなかメディア系の作品でこの規模のインスタレーション設営する事って無いと思いますので是非体験してください(映像は第1展示室搬入の様子です)
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