7月26日(火)同朋高校(商業科)の生徒さんを招きデジタルメディアデザインコースによるワークショップを開講しました。去年はデジタルサイネージを作ってみようという内容でしたが、今年はレーザーカッターでパッケージを作るワークショップにしました。
1日だけの短い時間ですので、あまり凝った事は難しいのですが、高校生のみなさんにレーザーカッターを使ってどんな事が出来るのか?とか、それによってデザインの分野がどう変わりそうなのか?みたいな事を感じてもらいえたらと思い企画しました。今回はコース2年生の授業でやっているレーザーカッターによるパッケージデザインの学生課題から2点をピックアップし、そのデータを基にしたサンプルの展開図を配布、高校生の皆さんにはそこに自由に絵を描いてもらう事にしました。つまり絵の形に切る抜かれるという事ですね。
データはIllustratorというソフトを使うのですが、高校の授業で使っているという事でみなさんそんなに手間取る事もなく使いこなしていた感じです、コースからはサポートとして4年3年から数名が参加、4年の長瀬さんや松本さんは同朋高校商業科の出身なので先輩として手伝ってもらいました、また商業科で教えている掛布先生もデジタルメディアデザインコース卒業で、松本さんや長瀬さんは彼の教え子でもあります、デジタルメディアデザインコースの卒業生や在校生が繋がっていて、こういうイベントが開かれるのは嬉しい事ですね!
さて、肝心のレーザーカッティングの方ですが、データ作成はサポートの学生達の健闘もあって予定通り進みましたが、レーザーカッティングはというと・・・レーザー加工機の調子が今ひとつで何度か途中で止まるというエラーで思うように作業がはかどらず、本当は入試広報のキャンパス見学を行なっている間にカッティングを終わらせる予定だったのですが全く進まず完全に見積もりを誤った形となりました(初めてのワークショップなのでという良い訳)結局時間切れとなり1名分だけ完成させて皆さんに披露するのがやっとでした、ということで皆さんのデータは責任もってカットして後にお届けします〜 参加してくれた同朋高校のみなさんお疲れさまでした。
Ps: 高校生の皆さんが帰ったあとに全員分のカットを行ないましたが、まぁ見積もりの甘さが露呈してしまいましたね(笑)レーザーカッターが止まるというエラーもあいまって結局夜の11時過ぎまでかかってしまいました、次回やる時はもう少し効率良く行なえるよう改善したいと思います。
この後の研究を遂行するためにいろいろ必要になり、少し無理して機材を買いました。最近なにかとVRやARと言われるようになりましたが、そういったたぐいのものは、そのほとんどがコンピュータによるCGで再現されています、そしてそのCGを描きだすためには実はそれなりのPCが必要だというのは皆さんご存知でしょうか?
例えばPS4のようなゲーム機が実現しているリアリティあふれる3DCGは高性能なゲーム機で実現しています、同じくそれらを開発する、あるいはPS4などで動いているゲームをPCで動作させるとなると、実はPCもかなり高スペックが要求されます。
コースではVRゴーグルの代表格であるoculus riftなども研究用に導入しました、これらのビジュアルを実現するにも高いスペックが必要とされます。今年、夏の明治村で恒例となっていたプロジェクションマッピングをやめましたが、その置き換えとしてリアルタイムレンダリング技術を使ったコンテンツ導入に向け開発してきました。ある程度リアリティのある3DCGでリアルタイムレンダリングとなるとかなり高いスペックが必要で、最新のグラフィックボードを搭載したPCをコースで2台導入しました!
今後の開発に必要とされる機器をいろいろ検討し徐々にですがVRやAR、それにリアルタイムレンダリングに関する開発環境を整えています!またこれらの機材を使った実験的なコンテンツやVRゴーグルの体験などはオープンキャンパスで用意していますので、気になる方はお越し下さい。