もうすぐ11月やん・・ たかひこん@デジタルメディアデザインコース
10月も残すところあと1日、そして11月はデジタルメディアデザイン展があるという事でコースは展示に向けて日々ドタバタと動いております。昨日は1年生を中心に水張りのレクチャーがありました、指導はグラフィックデザインコースのアルバイト職員の海道くん。
ここ最近はデザイン関連の仕事もデジタルによる出力となり、イラストでさえもデジタルペイントが主流となりつつあるので、紙を水張りする事が滅多に無くなりましたね、それにともなって美大に在籍しながら水張りを知らないという学生達も多くなりました。
水張りとは、紙を水で湿らせて膨張させ木製パネル等に貼付け自然乾燥させると紙が縮む性質を利用して紙面をピンと張らせる作業です、昔はポスターカラーなどで直接紙に描いていた事もあって制作の一番最初はまず水張りからっていうのがデザイン教育でも定番の作業風景でしたが、DTPなどPC作業に取って代わった現在ではほとんど水張りする事がなくなりましたね。
デジタルメディアデザインコースで唯一水張りをするのはB1の木製パネルを利用する時です。作品は印刷機で出力するのが基本ですが、それをスチレンボードに貼ってパネルに仕上げます。さらにそれを強固な木製パネルに貼付ける場合に事前に木製パネルに水張りをします、理由は単に木製パネルを再利用するため。直接スチレンパネルをのり付けすると木製パネルから奇麗にはがせなくなるので水張りをしておくという訳です。