アニメーションの魅力 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
ゴールデンウイークって事で、刈谷市美術館で行われている「加藤久仁生展」に行ってきました。加藤さんといえば2008年開催の「第12回 広島国際アニメーションフェスティバル」の記事をこのブログに書いた時に「つみきのいえ」がひろしま賞を受賞された事を少し紹介しましたが、その後「第12回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門」で大賞を受賞され有名になりましたよね、今回の展示ではそんな加藤さんの「つみきのいえ」が出来るまでと、現在取組まれている作品を紹介されています。
アニメーションといえばデジタル化により効率化されていたり新しい表現もどんどん開発されていますが、まだまだアナログ作業の多い領域でもあります、彼の作品は特に手描きの良さが随所に活きていて、優しい鉛筆のタッチが作品の雰囲気を盛り上げています。展示では絵コンテや原画が展示されていますが、どれも繊細で魅力的でした、アニメーションだけでなくイラストレーションなどの領域で絵を描く事が好きな人も是非一度足を運んでください。
コースではアニメーションを制作している学生も居ますから、そんな学生は必須ですね!少し欲をいえばもう少しデジタル処理されている着彩や編集などのコンポジション部分の展示があるとコース的にはよかったなぁなんて思ったりもしましたが、多くのお客さんはやはり手業に魅力を感じられているようでしたので、それはわがままというものでしょうかね。
加藤久仁生展
【会期】 2012年4月21日[土]~6月3日[日]
【会場】全館
【入場料】有料