今年もやります たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今年も去年に引き続いて「デジタルメディアデザイン展」を行います!(去年の展示の案内)デジタルメディアデザイン展は去年から始めたコース全体による展示です、1年〜2年は課題などで制作した作品をリファインした習作展、3年生は進級制作展、そして4年生はプレ卒業制作展という事になります。
各学年条件が少しづつ違いますが、コース全体の大規模な展示なので各自の作品制作とは別に運営や展示計画、それに展示のプロモーションなど他にやる事がたくさんあります、なのでそれぞれの学年やゼミから代表者を選出して、展覧会運営に関わる仕事をしてもらっています。今日はその第2回目の会議で、代表者があつまり今回の展覧会のビジュアルイメージについてと各自の展示計画の提出、それにそれぞれのセクションの今後のスケジュールを打ち合わせしてもらいました。
デジタルメディアデザインコースでは様々な展示を行いますが、その都度展覧会コンセプトやテーマに合わせてプロモーション用にビジュアルイメージを学生達で作ってもらいます(去年の様子)今回もたくさんのビジュアルイメージ案が提出され、代表者達によって投票とディスカッションを行ってもらいました。去年はコースイメージも含めた提案を要望していたのですが、今年は展覧会独自のイメージという流れになりそうです。写真は最終案に絞る前の3案、最終的にここから1案を選び、ビジュアルイメージへと造り上げる事になりました、さて今年の展覧会イメージはどうなるのか楽しみです。
メディアアート たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日は大垣市のスイトピアセンターアートギャラリーで行われている「魔法の美術館」展へ行ってきました、メディアアートと呼ばれる作品群を集めた展覧会が東海地方で行われる事もなかなか少ないので、新しいアート表現やメディア技術などを使った芸術作品に触れてみたい方は是非行ってみてください。
テクノロジーはなにも便利さを追求する事だけに使われるものではありません、様々な「表現」の手段としても用いられます。メディアアートはそういった様々な技術やメディアを組み合わせ、作家の感性とともに、コミュニケーションの方法や社会性、あるいは身体性といった様々な事を私たちに芸術作品として投げかけてきます、そしてそれらに触れ、感じ、体感する事がまず第一歩じゃないかなと思います。
特にメディアアートと呼ばれる作品の多くは体験型とか体感型と言われ、業界ではインスタレーションアート作品とかインタラクティブアート作品などと呼ばれ、身体をその作品の中において五感で感じるものが多いのも特徴です、ですので実際に展示されている会場に出かけて、自身の身体でまず経験してみる事がなにより大事ではないかなと思います。もちろん「芸術」というのは昔からそういうしきたりで成り立っています、有名絵画の前に身体を置いてこそ作品の存在感や作家の息吹を感じる事が出来る訳ですからね、まずは触れて感じていただきたいなと思います。
◆会期 2011年9月10日(土)~10月10日(日・祝)
◆開館時間 9時~17時(入場は16時30分まで)
◆夜間開館 9月16日(金) 23日(金) 20時まで(入場は19時30分まで)
◆休館日 毎週火曜日、9月21日(水)、26日(月)
◆入場料 一般/600円 高校生以下/無料
◆公式ホームページ http://www.og-bunka.or.jp/event/gallery/2011/magical%20art%20museum.html
気分はもう先生!? たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日はメナード美術館にて「名古屋造形大学公開講座2011」の第3回目「マンガ世界の歩き方」がマンガコースの石川俊樹(イシカワトシキ)先生によって行われました。マンガコースが名古屋造形大学に設立されて4年目、造形のなかでもダントツの人気を誇るマンガコースを一手に引き受け育てて来た石川先生のマンガ論とあって、どうしても聞きたくてお邪魔してきました。
もちろんデジタルメディアデザインコースも人気ですよ!(って言っておく 笑)でも今やマンガは日本の文化として無くてはならない存在となり、大学がマンガを研究するという時代です、東海地方で4年生大学としてマンガを専門にするコースは名古屋造形大学が最初、客員教授でもある浦沢直樹先生や長崎尚志先生、志波秀宇先生の御尽力もあってマンガ家を目指す若い人達の心を掴んでいるのもこのコース、学内でもマンガコースの学生達はアトリエで毎日マンガを描いて読んでと本当に熱心な姿を目にします。
今日の講義は石川先生のアシスタント時代からマンガを目指す切っ掛けになったマンガの紹介から始まりました。大友克洋さんの「気分はもう戦争」に影響を受けた石川先生は、好きな映画などの影響もあいまってこの世界に飛び込んだようです。それから過去のマンガの歴史を追いながらマンガの今を説明されました、マンガもロングテールの時代なんですね、これはネットによって購買構造が変わったと言われた内容と少し似ていて興味深かい話でした。
最後はマンガの構造を自身の短編作品を例に、構成やカメラアングル、カット割り、吹き出しの種類や感情の表現方法など、マンガ独自の記号化された表現について説明がありました、マンガを読む楽しみに加えてマンガ家があの手この手の表現を駆使して描いている表情や技術を楽しむという新しい視点が産まれた気がします。あ、ちなみにどうでも良い事ですが・・僕もマンガ家に一時憧れた時があって、その切っ掛けになった作品が大友克洋さんの「気分はもう戦争」でした、たぶんまだ実家に単行本あります(笑)
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