2回目です たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日は2年生の授業を紹介します、と言ってもちょうど一週間前と同じ内容の授業なのですがね・・・詳しくはそちらで読んでもらうとして、今日は先週と少し条件を変えてみました。
まず、目安となる定規やコンパスといった決まった単位で計るものを使わないという条件を付けました、つまり皆が共有できる単位を使わずに図形を文字や言葉で伝える必要があるので、先週より少し難易度があがっています、そのぶん図形は少し簡単になってます。
その出来上がりはというと、なかなか上出来でした。
さて、これのどこがデザインの勉強なんだ?って思うかも知れませんが、デザインというのは表面を飾るだけの事ではありません、色々な物事の提案をする事もデザインの仕事、つまり「中身をどう伝えるか」「相手にどう伝わるか」「ユーザにとって何が必要か」「無いものをどう表現するか」「プレゼンテーションでどう理解を求めるか」などデザインを取り巻く色々な事に対してデジタルメディアデザインコースの学生は解答を出していかなければなりません、そういう時にこのようなトレーニングをしておくと何かと便利なのです。
例えば説明のつかないまだ世界に無いようなもののデザインを提案しようとすればするほど、周りの人やユーザに理解してもらう必要があるし、それを納得して使ってもらう必要がある訳です、そんなときに自分が提案している事が説明できなければ相手にされませんよね?なのでこのような課題を通してコミュニケーションの大切さや伝える事の難しさ、表現の難しさ、厳しい条件下での臨機応変さ、ずる賢さ、などなどを経験してもらっています。
Make:Ogaki Meetingにスイッチが参加します。
Make: Ogaki Meeting Flyer ImageMake:Ogaki Meetingは、電子工作DIY などのものづくりイベントで、電子デバイスなどを使って開発された様々な作品やおもちゃ、さらには趣味の工作など、ものづくりを楽しんでいる色々な方が集まる祭典です。
Make:は株式会社オライリー・ジャパンが刊行している「Make: Technology on Your Time」日本語版の雑誌の事で、新しいものづくりを楽しむ多くの方が愛読しています。Make:のMeetingは東京で開催されていましたが、今回のOgaki Meetingは中部圏初の開催とあって、デジタルメディアデザインコースからも「スイッチ」が参加する事になりました。
会場では出品者の作品展示やデモを見て、触れてものづくりの楽しさを感じることができます、特に電子工作やコンピュータ関連の開発が多いと思いますが、東海圏でデジタル系の作品制作やデザインを志している学生達には、様々な表現との出会いや人々との出会い、交流の場になる事間違いなしだと思います!、興味ある方は是非大垣においで下さい。
スイッチ(美系優秀展)スイッチは今回Make:Ogaki Meetingのために「まわる、うつる、ひろがる」をコンパクトにリニューアルして持ち込みます、是非会場で独楽をまわして花を咲かせてください!
[会期]
2010年9月25日[土]12:00-18:00 26日[日]10:00-18:00
(開始時間が日によって違いますのでご注意ください)
[会場]
ソフトピアジャパンセンタービル3Fソピアホール(岐阜県大垣市)
入場無料
詳しくはこちら(http://makeogakimtg.org/index.html)
[まわる、うつる、ひろがる]
まわる、うつる、ひろがる、は独楽を使った装置です。
新しい物がどんどん産み出され、かわりに古いものはどんどん忘れられて行く現代ですが、古いものと新しいものを融合する事で、古いものの良い所と、新しいものの良い所がまじりあって創造的なものが出来上がるかもしれません。
私たちはそんなほのかな期待を「まわる、うつる、ひろがる」に託し、古くからある遊び道具の独楽にコンピュータという新しいメディアを組み合わせて みる事にしました。独楽をまわすと映像がうつりかわり音がひろがります。
[スイッチ]プロフィール
名古屋造形大学・デジタルメディアデザインコースの教員・学生による新たなメディア表現を創造するユニット。学生が入れ替わりで参加できるようにメンバー 構成はプロジェクトによって流動的とし、作品制作の創造性を高めること、教員・学生の研究の幅を制限しない柔軟なユニットであることを目指して活動してい ます。
現在のメンバー 外山貴彦、加治屋弘樹、島崎祐輔、阿部詩織、天池知子、近藤真琴、山田芹香