迷子にならないために! たかひこん@デジタルメディアデザインコース
1年生は4月から約2ヶ月間坂野先生の指導によるグラフィックデザイン基礎の実習授業を受けています。この授業ではグラフィックデザインにおける基本的なアプリケーションソフトであるPhotoshopとIllustratorを主に使った授業が展開されています。
坂野先生の授業は、おもにグラフィックデザインの仕事において必要なノウハウやデザインの考え方など、かなり実践的な部分が盛り込まれていて文字の組ひとつにおいても、まず文字を並べるより以前に、その「文字」の意味や、情報として必要か不必要か、あるいは情報の順序は合っているかどうか?など「デザインを造る」という事と「デザインを考える」という2つのタスクを盛り込んだ内容になている事が多くなってます。
1年生 グラフィックデザイン基礎今回は「どこへ行く?」というタイトルで、土地勘のある2点をつなぐ地図制作という課題が出ていました。180×180mmという限られたサイズの中に、地図をデザインしA地点からB地点まで案内するという至ってシンプルなスタイル。ですが地図製作は目的地点まで確実に案内するという重大な役目と、地図記号などのようなある程度決まったルールがあります、それらを踏まえつつ絶対的な地図を描くか相対的な地図を描くか、どのような配色にするか、何色使うか、アイコンはどうするか、など考えなければいけない事も多いので、実際に作ってみると案外難しいものです。
課題では「分かりやすい」地図を作る事が最大の目的となっていたので、合評では特にその点に注意して学生投票を行ったようです。それぞれ個性があって観てると楽しいですね、まだ入学してわずか2ヶ月ですが、なかなかレベルの高い作品が上がって来ている気がします。さらに授業終了後も先生に色々質問している姿をみると、彼等の今後の成長が本当に楽しみです。