手と腕が虫に刺されまくって腫れまくり・・・
指が腫れて動きません!たかひこん@デジタルメディアデザインコース
午後は名古屋造形大学の工房職員をされている渡辺泰幸さんの作品「風の音」へ。
渡辺さんは2003年と2006年の妻有アートトリエンナーレにも参加されていて、2006年で彼の作品を観た事が切っ掛けとなって『TETRA Part.3 土の音』展を企画する時に作品を提供していただきました、ころころと音を立てる焼物がなんとも言えなかった「土の音」ですが、今回は風を使った「風の音」
作品番号は27。「風の音」は新緑のど真ん中にあって、焼物でできた多数の風鈴でできています、少し山を登ったところにあるのですが、山を登っている道中で雨が・・・カメラを雨水から守るのがやっとで、虫を払う事ができずに刺されまくり(涙)ブヨに刺されて次の日腫れまくりましてエラいこっちゃでした・・・
作品番号 : 27「風の音」・渡辺泰幸晴天でそよ風がふいていたら、さぞかしいい音色を楽しめたのでしょうけど、雨でそれどころじゃなくて残念、写真もあんまりいいの撮れませんでした、っていうか蝉の合唱がむしろ邪魔だったり・・。
そしてもう一つ、名古屋造形大学関連で参加している「やさしい美術」も観てきました。やさしい美術に関しては別に書きたいと思います。
夕方に作品番号 : 36「名ヶ山写真館 遺影~彼岸に還る~」へ、これも空き家を利用した作品で、遺影の写真を撮ってくれるらしいのですが・・なんとなくまだ早い気がしたので、撮ってもらいませんでした(笑)
作品番号 : 36「名ヶ山写真館 遺影~彼岸に還る~」・倉谷拓朴 作品番号 : 36「名ヶ山写真館 遺影~彼岸に還る~」・倉谷拓朴この地方の使われなくなった古い空き家は、日本の原風景のようなたたずまいのものが多いのですが、そんな雰囲気を色々と利用した作品の展開がやはり面白いのがこの妻有の特徴でもあると思います、ホワイトキューブと呼ばれるいわゆる一般的な美術館とは全く違った展示なのは勿論ですが、そういった違う環境を利用して造られた作品群はまた違った面白さがあります。
作品番号 : 36「名ヶ山写真館 遺影~彼岸に還る~」・倉谷拓朴 作品番号 : 36「名ヶ山写真館 遺影~彼岸に還る~」・倉谷拓朴 作品番号 : 36「名ヶ山写真館 遺影~彼岸に還る~」・倉谷拓朴 作品番号 : 36「名ヶ山写真館 遺影~彼岸に還る~」・倉谷拓朴最後に松代にある農舞台へ寄って帰ってきました。農舞台は以前やさしい美術の一環で参加した「妻有雪中研修旅行」に参加したとき、過酷な雪ほりをした所・・・最近AUから100万円の携帯電話が出ましたが、そうあの携帯電話とコラボレーションした草間彌生さんの作品、作品番号 : 150「花咲ける妻有」がここにはあります、来年に開催予定の「あいちトリエンナーレ2010」にも参加されるようなので、愛知にも彼女の新作が登場するかもしれませんね。
作品番号 : 150「花咲ける妻有」・草間彌生 作品番号 : 150「花咲ける妻有」・草間彌生今回は雨で、あんまりいい写真が撮れませんでしたが、気がついたら450枚も撮ってました・・そのうち記事で紹介出来なかった作品もたくさんあるので、その一部をギャラリーにアップしています。
デジタルメディアデザインコースと直接関係ないようなレポートでしたが、色々な事に興味を持つ事は大事だし、なにより美大芸大に在籍しているのですから、デジタルメディアデザインコースの学生達にもこういった展覧会に興味を持って観たり、あるいは参加したりして欲しいと思っています。
(2009_08_09_妻有アートトリエンナーレ2009ギャラリー)
2日間で撮った写真総数450枚・・デジタルカメラ恐るべし!!
写真を撮りすぎてしまう、たかひこん@デジタルメディアデザインコース
妻有トリエンナーレ2日目、兎に角2日間しか無いので朝早めからスタート。宿の関係もあって最初は清津峡トンネルから・・
清津峡・トンネル入り口 清津峡・トンネル内部、長い!清津峡は日本三大渓谷のひとつ、過去におきた登山道の落石事故からこの秘境を眺める事が出来なくなっていたところ、安全に観光が出来るようにと750mの歩行トンネルを1996年に設置したのが清津峡トンネル。そしてこのトンネル内にも作品展示があったのですが、観光用トンネルは8時に開いていたのに作品展示は10時から・・・結局観れずだったのでトンネルを観光、750m制覇してきました(笑)
清津峡・一番奥に到着 清津峡・渓谷が迫力あります気を取りなおして別のところから・・・と思いきや、空き家プロジェクトなど人が常駐する作品はのきなみ10時からとなっていて、土日とかで限られた時間でまわる人にとってみれば少なくとも9時には開けていただきたいところ・・・結局、ウロウロして時間を過ごし、10時以降から本格的に移動。
作品番号 : 120「蔓蔓」は空き家を利用した作品、繊細な焼き物の花が部屋を中心に渦巻いています、てぐすでぶら下げられた作品をよく見ると、全て繋がってました、繊細な作業出来る人ってすごいと思います。
この作品のあった建物の前では、地元の方が飲み物と軽食を出していました、せっかくなので「おまかせセット」・・・黒ごま羊羹にアイスコーヒー、キュウリの浅漬け、この浅漬け美味しかったでっす、ブタの蚊取り線香セットが絵になるんです。
作品番号 : 120「蔓蔓」・高橋治希 作品番号 : 120「蔓蔓」・高橋治希 作品番号 : 120「蔓蔓」・高橋治希/外観 蚊取り線香が夏って感じです、田舎を満喫できるのも妻有の良い所作品番号 : 28「ストーム・ルーム」は空き家の二階を大雨に!
音と光で大音響の雷、天井からは雨漏り、窓は叩き付ける大雨・・・全て仕組まれているんですが、部屋の雰囲気とあいまって嵐の再現性が高くてインパクトあります。窓を二重にして水を通したりと装置の設置も大変そうですが、全体的に機械やメディア系機器を持ち込んだ作品が少ないので、こういう作品を観るとちょっと期待してしまいます。
嵐は強弱があって、緩んだ時は小雨程度を再現します、この日はそもそも雨だったので小雨の時に入って来た人が「雨こんなにふってたっけ?」みたいになってました(笑)僕が入った時はありえないくらいの大雨状態が再現されてたので入った時に意図が分かったのですが、この作品は真夏の晴天に是非体験したいですね。