9月5日(火)大名古屋電脳博覧会、搬入2日目です。第1展示室の「Vision」の設営はすでに終わってましたが、プログラムの更新作業が1日続けられていました、なにせまだ開発中ですからね(汗)もう一つの作品、渡邊先生のゼミとペルティエ先生のゼミで結成された一発ゲームズの「BigPingPong」も今日から搬入開始、こちらは天吊りのKinectに苦戦・・・画角が微妙らしくシビアなセッティングに苦労してる感じ、前日から作業に入っておくべきだったような感じですが、なんとか間に合わせました。
劇場の方は公演がまだ4日後という事もあって、搬入作業には余裕がある感じですが、演目の細かな調整やまだ終わっていない映像部分の制御、それに肝心の映像など全然出来てない部分も多く、リハーサルまでに詰めて行く時間を考えると結構時間が無い感じです。特に我々がこれからやるべきマッピングの制御に関しては今からプログラムを組み上げるという段階・・・いやはや毎回綱渡り的な感じです・・・。
それから、今回は株式会社タケナカさんの全面的な協力により、高輝度のレーザープロジェクターや映像ミキサーなどをお借りする事ができました。ついでギャラリー入り口にはLEDパネルを使った特殊なデジタルサイネージもお借りすることができました、ここで上映される映像はゼミの3年が制作しました。(一部写真提供・名古屋学芸大学)
9月1日(金)一昨日に引き続き、大名古屋電脳博覧会の劇場パフォーマンス「dialogue」のため名古屋学芸大学に来ています。この日は学芸大学で仕込みをする最終日、搬入を行いなんとか劇場の状況を再現する事ができたので、システム構築と投影映像の可否をチェックしました。投影するオブジェクトと呼ばれる鉄の格子は遠くからみると結構細く、映像がその細い線にちゃんと乗るようにマッピングする必要があるのですが、その映像の線は床面へとシームレスに続くので、床面に投影する映像のテイストも重要になります。
もともと「dialogue」ではグリッドを基にしたビジュアルデザインが愛知県立芸術大学の森先生によって用意されていたので、それを基にオブジェクトと床に投影される映像のラインの細さやカラーの選別をその場で色々試しながら決めて行く作業を行いました。またKinectを実際の状態に吊って舞台上の動きを取得できるのかどうかのテストもこの機会が最終となりますので、どこまで可能かどうかをチェックしました。
実際の演技では、演者が鉄製のフレーム(枠)を持って舞台上を歩き、回すというシーケンスがあり、その回転運動に映像がちゃんと追随するかどうか?が最大のポイントとなります。写真では分かり辛いですが、連続撮影したものなので順にみるとその動きがなんとなく分かると思うのですが、再帰性反射材を使う事でなんとかリアルタイムに追随させる事に成功しています。
8月9日(水)大名古屋電脳博覧会で劇場を使ったパフォーマンスを行なう事になりました! 大名古屋電脳博覧会は2年ごとに、この地域の美術系大学が集まって開催するメディア系の展覧会で、例年はギャラリー矢田にて各大学の展示エリアを設けた作品展覧会を開催しております。そして今年はそれに加えて新たにギャラリーにある東文化小劇場を使った複数大学コラボレーションのパフォーマンス企画をやれないか?という話しがもちあがり、実行委員会で水面下で「dialogue」の企画を練ってきました。
この日は、おおよそ各大学が具体的に何ができるのか?が見えて来たので、それぞれの先生方や関わる学生達を集め、劇場での顔合わせと、企画の大まかな説明などを行いました。名古屋造形大学はパフォーマンスの舞台演出を受け持つ事となっており、映像関係の制御とプロジェクションマッピング技術、それにインタラクティブ技術の持ち込みを検討していく事になっています。
全体のディレクションは名古屋学芸大学の伏木先生が担当し、舞台設計は井垣先生、イメージとなるダイアグラムデザインは愛知県立芸術大学の森先生、サウンドデザインに名古屋芸術大学で非常勤講師されている牛島先生、そして舞台の映像演出として外山が担当する事になりました。実はデジタルメディアデザインコースとしても他大学の先生方と布陣を組んでコンテンツを作るというのは初めての事で、開催まで1ヵ月とかなりタイトなスケジュールですが、この先の制作が楽しみです!
8月6日(日)明治村のプロジェクションマッピング「宵街映写」2日目です。電話交換局が電話で人々を結んで来たことや、新たな試みとして携帯電話やスマートフォンと連携するプロジェクションマッピングを企画した事とをなぞらえて、電話で繋がるイメージから今回のプロジェクションマッピングのテーマは「結」としました。
マッピング時に接続していただくページの待ち受け画面や、マッピングまでの休息時間など、それぞれには「結」をイメージしたデザインが施されています。マッピングの内容や、インタラクティブコンテンツにはそのデザインイメージで使われているキーカラーを使っており、例年よりもデザインを意識した構成となりました。ちなみに今回のこの「結」というロゴやカラーイメージはグラフィックデザインコースの学生に外注して案を制作してもらったものを採用しています。
5月27日(土)名古屋造形大学の50周年企画「なごや寺町アートプロジェクト」へ作品出展するために、名古屋東別院隣にある、お東幼稚園へ「なげる、あてる、ひろがる」を搬入しました。
お東幼稚園のおゆうぎ室を使った「なげる、あてる、ひろがる」の展示は実は2回目です。ただ作品の筐体は前回2世代目だったのに対して、今回は「魔法の美術館」に対応するために設計しなおした3世代目なのが大きな違いですね。また、魔法の美術館には1セット貸し出した状態なので、今回のものは「かりやKidsフェスティバル2017」に出展するために制作した複製したモデルです。
魔法の美術館に対応させた3世代目の最大のメリットは、組み立てや運営が1世代2世代とくらべて格段に違う事ですね。世代を追うごとにパッケージ化を目指してきたので、現在運営している「なげる、あてる、ひろがる」は搬入搬出がかなり楽になっているのが特徴です。展示完了までのタイムラプス撮影もしてみまたので、載せておきます。
2月7日(火)卒業制作もいよいよこれで完結となります。この日は極寒の体育館にて4年生の研究成果である卒業制作作品の最終審査が行なわれました。毎年恒例となっている体育館での審査は寒さとの戦いですね、発表する学生達も大変ですが、審査する教員達も結構大変です・・・
この審査の時点でとにかく作品が出来ていないと話しにならない訳ですが、今年はとりあえず全作品完成し、動作する状態での審査となったので、卒業が危ないという感じはあまりなく、順調に進んだ感じです。とはいえ1つ1つの作品について学生のプレゼンテーションを聞いて、教員からの質疑応答があるので、朝の10時からはじめましたが、審査終了は夜の7時ごろでした。審査が終了した作品から随時梱包作業に入り、週末の搬入を待ちます。ここまでくれば後は展示、1年間続けてきた研究や制作も後もう少しで終わりを迎えますね!
最終審査にはゼミを担当くださっている非常勤講師の先生方にも参加していただいています。審査終了後に教員達であつまり、最終的にそれぞれが付けた素点から最終評価を行なっています。実はこれが結構時間かかるんですよね、作品についてゼミでの制作過程や学生達の挑戦など、いろいろな観点を考慮して全教員の同意で点数を決定して行きます、学生達はそれぞれ1年間かけて色々やってきたはずなので、我々教員も過程も含めて審議していくのが当然ですよね。で、結局夜の10時くらいまでやってました(笑)みなさん本当にお疲れさまでした。
デジタルメディアデザインコース専任講師のペルティエ先生の個展が学内D2ギャラリーで行なわれています。HoloLens(ホロレンズ)を使ったPortrait 001をはじめ、iアプリのModal Pro、赤いレーザーの点で音声が再生されるMaterializations: Pointの3作品が体験できます。
HoloLens(ホロレンズ)はまだ日本では予約できる状態で販売はされておらず、ペルティエ先生の母国であるカナダで購入。おそらくこの時期のHoloLens(ホロレンズ)を利用した作品発表は日本ではかなり貴重だと思います。本体が1体しかないため、今回の展示では予約制となっています。会期は明日の16日までとなっておりますので、興味ある方は是非、名古屋造形大学へお越し下さい。
会期:12月12日(月)〜16日(金)
体験時間:10:00~18:00<Portrait 001(ホロレンズ)の体験は要申込み>
場所:名古屋造形大学 D2ギャラリー
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