12月2日(土)日本旅行企画の「なりきりバスツアー」のためのプロジェクションマッピングワークショップを開催しました。この企画は日帰りのバスツアーで、岐阜や愛知でものづくりやデジタル技術を体験できるツアーです。今回デジタルメディアデザインコースでは簡単なプロジェクションマッピング制作を体験していただく企画を提案いたしました。
普段我々のワークショップに参加される方の多くが受験生や高校生なのですが、今回は旅行企画のバスツアーということで参加された方々は親子や夫婦、友達同士など老若男女様々、なので誰もがコンピューターの操作に長けている訳ではなく、むしろ皆様にとって初めての事のほうが多かったかと思います。そもそも芸術系大学のキャンパスに入る事も珍しいですよね。残念ながら土曜日で他のコースやアトリエはほとんど休みで開いてなかったので、あまり雰囲気を楽しんでいただく事は出来ませんでしたが、ワークショップではコンピューターが並ぶ今時の美大のアトリエを体験していただく事ができました。
ワークショップではゼミ生達にオペレーターとして参加してもらいました、ただ、やはりマッピンング映像の制作には映像編集ソフトを使う必要があって、いきなりプロが使うようなソフトで制作するというのはハードルが高いですね・・・予定より40分ほどはやく到着されたのが救いでした(笑)思っていた以上に一つ一つの作業に時間がかかってしまって、予定終了時間ギリギリで上映会を行なう事ができました。
そして、みなさん難しい作業も多い中、比較的楽しんでいただけたみたいです。普段あまり体験する事のないエンターテイメントコンテンツの制作、プロジェクションマッピングとしては簡単な映像の組み合わせではありますが、投影対象に自分の作った映像が奇麗に乗っかると、みなさん携帯電話で撮影されてました。時間があまりなくて満足いくところまで制作する事は出来なかったとは思いますが、普段は出来ない経験をしていただけたかなと思います。
11月26日(日)Digital Media Design Exhibition 2017無事終了いたしました。ご来場くださった皆様ありがとうございました!
写真は搬出の様子です。最終日は通常よりはやい午後5時にギャラリーを閉め、そこから約2時間で搬出作業を行ないます。搬出は搬入と違って作業が速いものですが、コース全員の展示となるとそれなりの物量もあり、2時間という短い時間ですべて終えるためにはそれぞれが手際良く作業する必要があります。
ただ、人数も多いので、作業工数は多いですが結構スムーズに作業が進んでいました。初めての1年生にとってはいろいろ分からない事も多かったと思いますが、既に経験済みの2年3年4年が指示するなどして適宜回っていました。展示などの搬入搬出の段取りからその作業まですべて学生達で運営していくスタイルはデジタルメディアデザインコースの特徴でもあるのですが、ここ数年続けてきた事でコース全体でこういったイベントを運営する事に長けているコースとなりました。おそらく他コースと比べると格段と作業効率良いと思います(笑)作業風景の写真少し多めに掲載しときます。
11月26日(日) Digital Media Design Exhibition 2017の最終日にアーティストトークを開催いたしました。いままでコース展などを行なう場合、展覧会の初日などでオープニングパーティーを開催していましたが、だいたい平日開催という事もあってほぼ身内だけのパーティーとなる事が多く、在学生達ホストが準備した軽食などを結局ホストの学生達が食べて終わるという状況が続いていました。また各コースの先生方や非常勤の先生方に来ていただき、講評も兼ねて歓談していただけると良いのですが、皆さん忙しくここ最近オープニングパーティーに来場くださる事もめっきり少なくなりました。
そんなこんなで学生達と色々と検討した結果、お客さんが来やすい土日にイベントごとを入れるのはどうか?という所から、パーティーだとそれが主体になってしまうので、あくまで展示作品をご覧いただく事を目的にしたほうがいいのでは?という事から、今年からは公開のアーティストトークという形にしました。初めての試みなので、まだ効果はわかりませんが、小林学長が駆けつけてくださり冒頭の挨拶で「アーティストトークに舵を切った方針を評価する」というお話をしていただきました。我々の方針は間違ってなかったと思ってます。
アーティストトークで今回制作者として話しをしたのは4年生と希望した学生のみでした。人数が多いので全員は難しいとの判断ですが、もしかしたら数日に別けるとか、同時に何組か行なうなどで、より多くの学生に発表の機会を作る事ができるかもしれません。まだまだ浸透していないので、残念ながら学外からのお客さんは少なかったですが、卒業生達も何名か来てくれており、今後は多くの方に参加いただけるような方法を検討していきたいと思います。また、学生達の話す内容や司会進行のスピード、会場の巡回のしかたなど、改善の余地はたくさんありますので、今後改善していけたらと思います。
Digital Media Design Exhibition 2017
2017年11月25日 23時59分
11月21日(火)〜26日(日) Digital Media Design Exhibition 2017を開催いたしました。Digital Media Design Exhibition 2017はデジタルメディアデザインコースの在籍学生1年から4年まで総勢113名全員が参加する年に1度のコースあげての大きな展覧会です。来年からコース名がDigital Media DesignからMedia Designに変るので、Digital Media Design Exhibitionという名称での展覧会は今年で最後を迎えます。
コース展では1年2年は課題制作やそれぞれの自主制作の出展、3年4年はゼミで研究している課題の出展となります。美術系大学ではだいたい作品展となると個人出展が多いですが、コースではグループワークやプロジェクト展示なども多く、あるていど規模の大きな課題なども展示しています。またデザイン分野の中でも現代社会と密接に関わるICT関連の内容をコースとしても主軸にしているため、映像や3DCG、ゲーム、Web、インタラウティブコンテンツなどコンピュータを中核として産み出される作品や研究課題が多いのが特徴です。
VRやMRといったゴーグル型のデバイスを使った表現、iPadやiPhoneなどのモバイル端末を使ったもの、流行のプロジェクションマッピングなど先端的な作品や研究課題もあれば、グラフィックデザインやWeb、写真、映像、アニメーションといった従来の表現を応用した作品や研究課題もあり、多岐にわたる表現が点在しています。
10月9日(月)芸術祭の特別講演のゲストとして株式会社ライゾマティクスから真鍋大度さんが来校されました!公演前に学内を見学したいということで、デジタルメディアのアトリエを覗きに来られました。
実はデジタルメディアデザインコース教員のペルティエ先生と真鍋さんは岐阜にあるIAMASという学校の同期生、この日、久しぶりに会ったみたいです。ペルティエ先生の紹介でゼミ生が制作しているホロレンズのコンテンツを体験してもらいました。学生達にとって真鍋さんに作品を評価してもらえるなんてまたとない機会ですからね、浮き足立つ学生の様子をみてペルティエ先生ちょっと嫉妬気味(笑)いや、まって、ペルティエ先生がここで教えている事ももはや奇跡的な事だと思うぞ!と思いながらその様子をみてました。
真鍋さんには過去にも卒展記念公開講座で登壇していただいていてます、その時は石橋素さんとお二人でお話してもらいました。当時も最先端の話題を盛り込みながらの進行でしたが、今回の公演でも最先端の仕事を紹介しながら、新しい事への挑戦が新たな表現やエンターテイメントを産み出している事を実感できるものでした。お忙しいなか来校ありがとうございました。
10月7日(日)〜9日(月)の3日間、名古屋造形大学では芸術祭が行なわれました。 学生達にとって楽しい3日間ですね、展示あり、ライブあり、模擬店ありで学内は賑やかでした。
あまり取材をしていなかったので、デジタルメディアデザインコースの学生が出演していたライブの写真しか無いですが・・・卒業した先輩達も大勢来校しみんな楽しいひとときを過ごしたと思います。
10月1日(日)「アートとあそび展」2週間の展示、終了いたしました。スイッチの作品「あまもり」を体験くださったみなさん、ありがとうございました。
展示期間は週末のみでしたが、ワークショップなども開催されていて、参加された方も多かったのではないでしょうか。わたしたちスイッチの作品は、愛知県児童総合センターさんを通じて開発されものも多く、このご縁があったからこそデザインのコースではありますが、デジタルメディアデザインコース(来年度からメディアデザインコース)からメディアアートやインタラクティブアート作品が産まれたんだと思います。
アートに限らず色々な場面で私たちの開発する表現が皆さんの印象にのこると幸いです。作品を通じて新しいメディアの可能性や、さらには社会性や、人とのつながりを意識する切っ掛けになればと思います。これからも様々な問題を抱える現代社会に対する問題意識をもっていただける切っ掛けになるような作品なども含め、発展的に開発していけたらと思っています。
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