6月27日(月)展示内容を金曜日の夕方に入れ替えPrologue -prototype exhibitionも2週目となりました、この日は映像デザインゼミの発表が行なわれました。ゼミ担当の池田先生も参加しての発表です。
映像デザインゼミの今年の発表は主にカメラを使った映像とカメラを使わないアニメーションの大きく2つのカテゴリに別れている感じです。アニメーションは主に手描きのものが多く、オーソドックスな作り方を基本としている内容が多いですが、そのぶん枚数を描く必要があるので工数が多いのが特徴です。1人で提案している研究内容が多いのですが、時間と工数を考えるとグループ制作や後輩などのアシスタントを組み込んでいくほうが現実的という意見も幾つかでており、コースとしても制作体制をどうするかが課題となりました。
アニメーションに限らず内容によっては肥大化する作業量に対して限られた1年間という時間で研究や制作を遂行するには、やはり1人だけで全てをこなすと言うのは現実的ではない事も多々あります、1年生や2年生がゼミ生の研究がどんなものかを知るという事もふまえれば、授業外の時間を利用した後輩達のアシストという考え方も必要なのかもしれませんね。
実写映像の提案は、ストーリーのあるものが主でしたが、今年度導入したronin-Mを組み込んだ撮影を実験的に導入していく提案もされ、機材導したからこそ出来る表現の可能性をコンテンツに落とし込んでいくというのは良い事だと思いました。4Kの本格的なカメラも導入したので、そちらも合わせて撮影等で使ってもらえたらと思います。そして実写映像のロケこそ1人では出来ないので、先のアニメーションと同じくアシスタントなどを抱えて数人で進める必要がありますね、大変な作業が多い映像分野ですが完成目指して頑張って欲しいと思います。
6月24日(木)Prologue -prototype exhibitionにてWebデザインゼミ、インターフェースゼミの発表が行なわれました。今年度からWebデザインゼミを担当しているのはデジタルメディアデザインコース卒業の加治屋先生、現在東京の企業でWeb関連の仕事をされていて、Web以外にもサイネージやインタラクティブな広告などを手がけていて、現役のデザイナーとして現場で働きながら週1回のゼミに来ていただいています。
Webデザインゼミでは表層的なグラフィックデザインをやるだけではなく、コーディングはもちろんサーバーサイドやアプリ開発などネットワークを応用したコンテンツ全般に関わる提案がされています、ゼミタイトルをネットワークデザインゼミにした方がしっくりくるかもしれませんね(笑)
Webデザインゼミ、インターフェースデザインゼミともに、ゼミ生それぞれの発表と、担当先生とコース常勤教員による質疑応答が今回も行なわれました、時には厳しい意見も出ますが、研究内容やテーマに対しては今くらいが最終判断の時期なので、それぞれ出た意見などを参考に引き続き研究と制作を続けてください。
6月23日(木)Prologue -prototype exhibitionにて3DCGゼミの発表が行なわれました。Prologue -prototype exhibitionでは各ゼミによる今後の研究内容について、ここ2ヶ月ほど進めてきた制作過程とともにプロトタイプを展示して発表する事になっています、おおよそこの時点で各自が何をテーマに何を研究・制作するかは決まっているのですが、その進行状況や問題点などをこのタイミングではかり、場合によっては再考なってこともあります。
この日は3DCGゼミ担当の岩田先生も参加しての発表となりました、3DCGゼミはおもに3DCG技術を使ったコンテンツの制作や表現方法などを研究題材にする事が多く、わかりやすいのは3DCGを用いた映像制作ですね。ただ3DCGと言ってもいろいろな作業行程があります、モデリングもあればアニメーションもあるし、マテリアルやレンダリングなど表現するコンテンツに合わせてどの技術がどのように必要かは大きく変わってきますのでそれぞれの研究テーマは様々です。
またゲームなどのインタラクティブコンテンツにも3DCGが多様されているようにリアルタイムに動作するものや、最近ではVRやMR,ARといった新たな表現技術やデバイスにも3DCGは欠かせない要素です、おそらく今後かなりの需要を占めてくる3DCG技術ですが、とにもかくにも基本から先端的な応用まで幅広い利用価値があるだけに、やる事や知っておく事、考える事は多岐にわたります、ゼミ生が在籍する2年間では到底足りないほどのボリュームがあるのも3DCGの世界ですが、その限られた時間のなかで自分にとっての3DCGは”ここ”という所を見つけて欲しいなと思います。
Prologue -prototype exhibition 開催。
4年3年のゼミ生達の本年度研究課題発表のプロトタイプ展示を行ないます。
期間は2016年6月2o日〜24日が第1週、6月27日〜7月1日が第2週となります。
「Prologue – prototype exhibition」(プロローグ、プロトタイプ展)は前回のPrologue – Poster sessionの内容に対して、実際に研究するにあたってそれが可能かどうかを検証するプロトタイプをギャラリーで展示するというものです。
展示期間中に各ゼミでゼミ生による研究内容とプロトタイプの状況、そしてこれからのスケジュールなどの発表があります、質疑応答などふまえて今後の展開を左右する重要な機会になりますので、是非みなさんご覧下さい。
ゼミ発表終了しました たかひこん@デジタルメディアデザイン
5月16日(月)から20日(金)までの間、Prologue – Poster session のポスター展示と各ゼミ生によるゼミ発表を行いました。
各ゼミのゼミ生達が今年の研究内容をポスターを使って発表します、初日の16日は映像ゼミが発表しました、実写映像からアニメーションまでシーケンシャルな映像を中心としたゼミです。17日にはゲームデザインゼミ、インターフェースゼミの発表と続き、20日までにひと通り全員の発表が終了しました。
それぞれ4年生は卒業制作にむけた研究テーマや内容の発表、3年生は最初のゼミで今年1年ないし2年続ける研究テーマや内容を発表します。例年はギャラリー展示で行なっていましたが、今年はスケジュールの関係で「Prologue – Poster session」(プロローグ、ポスターセッション)と「Prologue – prototype exhibition」(プロローグ、プロトタイプ展)の2回に別け、今回のPoster sessionはアトリエでポスターのみの展示とし、ポスターに記載された内容についてプレゼンテーションを行なってもらいました。
大学行事、コース行事、出張、それに1年・2年の授業などがいろいろと重なり、専任教員が全てのゼミの発表をみる事が出来なかったなど若干運営の難しいところがありまして、3DCGゼミの記録写真が無いなど、一部掲載出来てない部分もありますが、とりあえず一旦全員の発表を終え、質疑応答などで出た問題点や修正点などを加味してゼミ生達は今後の研究内容の軌道修正を行なって行く事になります。内容が全く詰められてない発表もちらほらあったので、次回のprototype exhibitionでは具体的な報告がある事を期待したいですね!
映像デザインゼミ
インターフェースデザインゼミ・ゲームデザインゼミ
コミックイラストレーションゼミ・キャラクターデザインゼミ
Webデザインゼミ・コミュニケーションデザインゼミ
リアルタイムレンダリング たかひこん@デジタルメディアデザインコース
4月12日(火)株式会社フォトロンの山畑さん、奥田さんにVRスタジオシステムVizRTのデモンストレーションを行なっていただきました。ここ最近3DCG関係でもなにかと取り上げられるリアルタイムレンダリングですが、放送関係などで利用されているVRスタジオなどは撮影カメラと同期して運営されたり、グリーンバックなどで合成するクロマキーなどに使われるため、基本リアルタイムレンダリングによるCG送出をしています。
今回はVizRTソフトウエアはもちろんですが、連動する撮影カメラ、合成するビデオスイッチャーなどVRスタジオの基本的な構成となるものを持込んでいただきました。撮影されている人物の前にテレビのニュースでおなじみのテロップが合成されたり、3DCGで作られたバーチャルスタジオに合成されたりと本格的なデモンストレーションを行なっていただく事ができ、VizRTでどんな事が出来るのかが理解できたと思います。
さらに、他のアプリケーションなどと同期する事で、Vizエンジンのレンダリング技術を応用したインタラクティブコンテンツやプロジェクションマッピングの演出、さらにはVJなどの即興生の高い映像送出に利用出来る可能性があるので、放送とは違う使い方を美大系に期待していますとのことでした。
当面はどのような事が出来て、どう応用できるか?ということとソフトウエアの使い方を習得する必要があるので、まだまだ未知数ですが、当面はUnreal Engine(アンリアルエンジン)のようなゲームエンジンと比較しながらインタラクティブコンテンツに応用できるかどうかに焦点を当てて行きたいなと思っています。
今年は技術系 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
4月8日(土)新入生研修のため名古屋東別院に行ってきました、毎年最初に行なう1年生の恒例行事ですね。今年は親鸞聖人750回御遠忌法要が行なわれるため境内は準備のために例年にはないスロープなどが敷設されていました。
どうして名古屋別院で研修かというと、名古屋造形大学は同朋学園の学園組織の一つで、同朋学園の発祥は名古屋市東本願寺掛所(現名古屋別院)内に「閲蔵長屋」を置いたのが最初と言われいるからです、浄土真宗を基礎とする同朋学園の理念はここから始まっています。
本堂にお参りし、学長の挨拶、御輪番の講話を聞き、約30分ほどで全体研修は終了します。その後はコースに別れての研修で各コース別々に移動、今年のデジタルメディアデザインコースはプロダクトデザインコースと共にトヨタ産業技術記念館へいきました、トヨタ産業技術記念館は紡績と車で産業を牽引したトヨタの今までの技術や変容する技術革新などを歴史を追いながら観れる博物館で、随所で実演などが行なわれていて産業を支えた技術を紹介しています。
どちらかというとマザーマシンの変容を時間を追ってみて行く感じなので、若干デザインという文脈とは外れている感じかと思いますが、そもそもデザインは設計を意味していますし、産業の効率化や、今まで無かった製品を作り出すための技術などは全てデザインされています、紡績関連では1本の糸をどう縫い合わせるかと、どれほどのスピードでそれを成し遂げるか。自動車産業ではいろいろな車種を同じプラットフォームに乗せてどう効率よく組み立てるか、などを垣間みる事ができて、自動車そのものの技術よりも、それを産み出す為に何をして来たかという所が面白かったなと思いました。
テクノランドという場所ではデジタル技術を使って産業技術の事を紹介しているブースがあって、プロジェクションマッピングやトラッキングなどを応用したコンテンツがありました、デジタルメディアデザインコースの領域に近い感じですね。1年生にとってトヨタ産業技術記念館をどう感じたかはまたレポートで拝見するとして、ここで一番楽しんでいたのはペルティエ先生ですけどね(笑)ちなみに渡邊先生はつまらなかったらしく、早々にミュージアムカフェでコーヒー飲んでました・・・
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