色温度のお話 たかひこん@デジタルメディアデザインコース
今日の授業の様子はSequential media design seminar(池田先生担当ゼミ)です。映像関連を中心とした実写映像撮影やストップモーションアニメーションなどカメラを使った制作過程が多いゼミで、今日はカメラの基礎知識の講義が行われていました、ちょうどお邪魔した時は色温度についての説明中でした。
ビデオカメラや最近のデジタル一眼カメラなどを扱うと必ず出てくるのが色温度の調整です、色温度の調整は「ホワイトバランス」という名称で呼ばれ、ここ最近のカメラはオートホワイトバランス(カメラ側が自動調整を行ってくれるもの)やプリセットホワイトバランス(おおよそどのメーカーでも太陽マークや曇りマーク、電球、蛍光灯などのマークで表されてます)が搭載されていて、撮影現場の色温度に合わせて選びます。
色温度は光源が発している光の色を数値で表したものでケルビン(K)という単位が使われます。例えば太陽光はおおよそ5000K~6000Kで電球では3000Kあたり、蛍光灯などは色が様々ですが一般的な白色でだいたい4000K~4500Kあたりとなり、撮影場所の色温度に合わせて撮影するのが基本となります、作品制作などでは特に被写体や撮影環境で色を一定に保つ必要があるのでオートではなく決まった色温度を設定しておく事が大切です。ちなみに下の写真は同じ場所で色温度を変えて撮ったサンプルで青い方が3200K、黄色い方が5400K、色温度で写真の色が変わる事が分かります。
撮影はそのほか様々な設定や経験が必要なのと、奥が深くてそうそう簡単にいい画が撮れません、こういうのはとにかく数をこなして経験値を上げていくしか無いので機材を触り倒して撮るって事が大事ですね、ゼミ生達にとって知らない事もたくさんあると思いますが一つ一つ覚えて、出来るだけ撮影数を増やして使いこなせるようになって下さい。