「文字をみると詰めたくなる」と思い始めたら本物です!
デジタルメディアデザインコース@たかひこんです。
グラフィックデザインの基礎を受講している1年生は今日から文字に関する内容に入っていました、特に紙面デザインを行う上で文字を扱えるかどうかはとても重要なポイントとなります。
デザインにおける文字は、配置する場所、書体、サイズ、段組、詰め、など様々な要素をそれぞれ微調整し「見た目も良く識字しやすい」事がポイントとなります。美術系の高校に通った事のある人などは授業で文字のレタリングというのをやった経験があると思います、レタリングは面相筆や烏口、溝引き定規など使って紙に「文字」を描くという作業ですが、コンピュータはそれらの文字(書体)を「フォント」というまとまったデータを使って表現しています。
現在の紙面や書面は、そのほとんどをコンピュータで編集します、こういったコンピュータでデザインから印刷まで行う一連の編集作業をDTP(デスクトップパブリッシング)と呼びますが、今やコンピュータで編集する事が当たり前になり、デザインの現場で文字を手で書くレタリングや、活版印刷などはほとんど使われていません。
そこでコンピュータで文字を扱うために幾つか知っておく必要がある事があるのですが、それを書き出すときりがないので、詳しくは知りたい方はデジタルメメディアデザインコースに入学して習ってください(笑)
フォントには色々な書体があるのですが、書体を変える事で文字のイメージを大きく変更できます、単純に分かりやすい例だと明朝体とゴシック体といったところでしょうか、書体を変えるだけで文字幅が変わったりもしますので、それぞれデザインや意図にあったフォントを選び、さらにそのサイズなどを細かく設定して行く事が必要です、文字と文字の間の「詰め」にまで気を配り、文字を美しく魅せる技術がデザインには必要になります、授業では文字や印刷の歴史からはじめ、実際にフォントにはどのような特徴があるのかIllustratorを触りながら経験する感じで進めていました、たかが文字と思うかもしれませんが、実はかなり奥が深い内容なのです。